行政や企業と関わりながら、学内外の様々な活動にチャレンジしています。

どのような活動に参加されていますか?

「Co-STUDY KOBE(コ・スタディ神戸)」という、神戸市が主体となり設置され、一般社団法人リベルタ学舎が運営している学生交流拠点に立ち上げ時から参加しています。そこから、078KOBEでのイベント企画や兵庫県震災25年プロジェクト「リメンバー117」でのライターとしての活動、行政や企業の映像に関する仕事をすることになりました。また最近では、企業のPRに関するSNSを使ったビジネスを立ち上げました。

たくさんの活動をされていますね!きっかけは何だったのでしょうか?

「学生時代に色々なことに挑戦してみたいな」と考えていた時に、大学に貼られていたコ・スタディ神戸のポスターを見たことがキッカケでした。思い切って参加してみると、同じような考えをもつ学生が集まり、みな自分たちがやってみたいことに挑戦しています。そういった環境の中、自分も色々な企画に挑戦し活動の幅がひろがっていきました。

コ・スタディ神戸での様子(活動の様子はよくメディアからも取材があります。)

様々なプロジェクトで動画制作をされていますが、もともと得意だったのですか?

大学入学前からパソコンが得意で、高校生の頃から趣味で映像制作をしていました。友達との旅行動画を編集したのをきっかけに様々な動画を作りつづけ、2015年には総務省 近畿総合通信局が主催する「インターネットの安心・安全に関する動画フェスタin近畿」において生徒部門の最優秀賞をいただくこともできました。

大学入学後は、コ・スタディ神戸の活動をきっかけに、兵庫県「県政150周年記念映像」のアシスタントや、その他企業や行政から話をいただき映像制作を行いました。NHKの番組「ザ・ディレクソン」では映像企画コンテストで優勝することができました。普段は一人で撮影編集することが多いですが、兵庫県「兵庫五国連邦プロジェクトU5H」の広報CM制作では、監督としてチームをひきいてCMの撮影・編集しました。自分が作ったCMがGYAO!やTVer、三宮駅前の大型屋外ビジョンやJR西日本の車内ディスプレイで流れているのは嬉しく思いました。

活動的な学生生活を送っていますが、どうして神戸国際大学への進学を決めたのですか?

地域住民の方や留学生とコミュニケーションを取ることで様々な文化や価値観を知り、社会人として必要となる教養や経済学を身につけたいと思い神戸国際大学に進学しました。実際に沢山の国や地域から留学生が集まっているため、授業や休み時間に話す機会も多く仲良くなりました。

2019年の6月には、11名の友人(留学生8名、日本人3名)と大学の支援を受けて三宮でベトナム料理のポップアップショップを出店しました。途中で食材が足りなくなる程の売れ行きで、本当に多くの方に来店していただきました。留学生の友達とさらに仲良くなっただけでなく、ビジネス感覚というものを実感する機会になりました。

大学で学ぶうちに興味をもった分野はありますか?

1年次に受講した「総合科目B(地域経済学)」では、少子高齢化や経済のグローバル化の影響を受け様々な課題を抱えている地域が、活力を取り戻すためにIT技術をどう役立てることができるのかを学びました。

様々な活動に挑戦する中で、地域活性化について考えることは非常に多いです。あらためて振り返っても、大学に入ってすぐに地域活性化について体系立てて学ぶことができて良かったと思います。また、授業ではスマートフォンを用いた地域情報化の実例なども紹介され、自分ならIT技術をどう活用するか?など、物事を深く考えるきっかけになりました。

学内外で活動されていますが、特に印象に残っているものはありますか?

兵庫県の阪神・淡路大震災25年プロジェクト「リメンバー117」に参加したことです。このプロジェクトは、私たち震災を知らない世代がそれぞれの目線で震災や防災を考え、記事として発信するというものです。もともと、自分でも備蓄をするなど防災には関心があったのですが、これまで災害避難所には行ったことがなく、実際にどういう生活を送るのかも想像がつきませんでした。

そこで、実際に家に備蓄していた防災用品や食料を使い2泊3日の避難所体験を行い、レポート記事を公開しました。読者が避難所生活や防災に考えるきっかけとなればと思いましたが、いろんな方に記事を読んでもらい、テレビや新聞などにも取り上げていただけました。

リメンバー117(防災備蓄を持って、水族館で2泊3日過ごしてみた。)

今後挑戦してみたいことはありますか?

大学の学生、地域住民の方、企業・行政の方、それぞれがもっと距離が近くなるような企画に挑戦してみたいと思っています。お互いの理解につながり、交流のきっかけになるようなドキュメンタリー映像や、一緒にプロジェクトを進められるようなコミュニティをつくってみたいと考えています。

 

(記事内容は取材当時のものです。)

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