医療人としての高い志と豊かな人間性をもつ理学療法士を育成
今後さらに進む高齢化社会やスポーツ医療の分野など、理学療法士が活躍するフィールドは広がっています。本学科では、4年間で高い専門性と技術を身につけるだけではなく、医療人として社会で活躍するための人間形成にも力を注いでいます。
理学療法士とは、病気やケガ、老化などが原因で身体機能に障害を持った人に対して、リハビリテーション医療の中で重要な要素である理学療法を用いて基本的な運動能力の回復を図る、高度な知識と技術を持った専門家です。具体的には、障害の状態や生活スタイルなどを患者さんにヒアリングし、身体機能の状態や痛みの評価・分析を行い、患者さんに合った回復のためのプログラムを計画します。その上で、計画に沿った理学療法を患者さんと一緒に進めて行きます。また、治療後の社会復帰を実現するためのアドバイスやサポートを行います。このように、知識と技術だけでなくヒアリング能力をはじめとするコミュニケーション能力も必要とされる仕事です。
患者さんとコミュニケーションを取りながら、身体機能の状態や痛みの評価や分析を行う
一人ひとりに最適な治療と予防のためのプログラムを作成
運動療法や物理療法などにより、病気やケガからの回復を促す
治療後の生活や社会参加を実現するためのサポートやアドバイスを行う
(例)
今後さらに進む高齢化社会やスポーツ医療の分野など、理学療法士が活躍するフィールドは広がっています。本学科では、4年間で高い専門性と技術を身につけるだけではなく、医療人として社会で活躍するための人間形成にも力を注いでいます。
1年次からの国家試験対策カリキュラムに加え、教員の指導のもとゼミの仲間同士教え合うグループ学習や、定期的な対策模試を実施することで理解を深めます。国家試験を間近に控える4年時には外部講師を招いた講義を実施するなど万全の準備をして試験へ臨みます。
学んだ専門性を活かす場として、地域社会でのボランティア活動や障がい者スポーツとの関わりなど、実践から学べる活動を積極的に行っています。学内の講義では得ることができない経験から新しい学びを発見することができます。
将来、スポーツ分野に進みたい学生と本学の教員が中心となって運動部に所属している選手のコンディションづくりやパフォーマンスアップを支援するものです。
この取り組みは、理学療法に基づいたスポーツ選手のサポートについて体験的に学べるスポーツ特化型のチームです。授業形式で学びますが、時にはスポーツサポートの現場に出向いての見学や、教室で学んだことを実践する学外活動も行います。本学運動部の選手をサポートする、スポーツドクター、スポーツ理学療法士による「スポーツクリニック」を開催しており、超音波検査機を用いた診察や診断、ストレッチやトレーニングなどで実際のスポーツ選手をサポートしています。
このスポーツクリニックで医師や理学療法士の診察・治療方法を具体的に学ぶことも可能です。将来、スポーツに関する知識のある理学療法士として活躍できるフィールドを広げるだけでなく、コミュニケーション能力やチームワーク力など、医療業界で必須とされる力も養うことができます。
リハビリテーション学部では、専門性の高い学びを行う環境であることから、新入生の学生生活に対する不安や就職活動を控えた学生の将来に対する不安などを取り除くために独自のオリターシステムを導入しています。