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経済学部学生が、神戸岡本にある雑貨店『What’s UP KOBE』のセールスプロモーションを行いました

経済学部国際文化ビジネス・観光学科の学生が、プロジェクト研究の一環として、神戸市東灘区の岡本商店街にある雑貨店のセールスプロモーションを実施しました。

ホスピタリティビジネスを学ぶホテル・ブライダル・セレモニーコースの2年生を対象としたプロゼミ科目(担当:服部淳一専任講師)において、このプロジェクトを行いました。

「雑貨店魅力向上プロジェクト〜What’s UP KOBEをより魅力的な店舗にするには〜」をテーマに、学んできたマーケティング戦略について実践を通して理解を深めるためにこの取り組みを実施しました。

アメリカン雑貨の専門店『What’s UP KOBE』のオーナー吉嶋達哉氏の協力のもと、学生たちはフィールドワーク(店舗視察)やマーケティング調査をし、分析結果と企画したセールスプロモーション案を提案しました。

学生たちの提案にもとづき、12月からは開店時間の変更をしています。また、12月17日(金)には店舗ショーウィンドウのディスプレイをセッティングしました。さらに、各自が制作したイチオシ商品のオリジナルPOPを配置し、TikTok用の動画を撮影しました。

■学生が制作したオリジナルPOP

オーナーの吉嶋氏は、「学生の皆さんには、正解の決まっていない店舗運営の楽しさだけでなく、難しさも感じていただけたと思います。今回頑張っていただいたショーウィンドウのディスプレイは、自分では思いつくことが無かった魅力的なものになりました。また、可愛く分かりやすいPOPのおかげで、商品を手に取っていただくお客さんが増えてくれると考えています。」とお話いただきました。

■参加学生コメント

「分析結果の発表では、店舗の弱みについても触れなければなりませんでした。伝えにくかったですが、ただ問題点を指摘するのではなく、『どうやって改善するのか』『それによってどう変化するのか』まで考えて伝えるのが難しかったです。」

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 谷 彩聖さん(写真左から3人目)

「営業時間の変更やTikTokアカウント開設など、提案した意見を早速反映していただけたのは嬉しいです。POP制作は可愛いだけでなく、商品の特性を顧客に伝える事を意識しました。できるだけたくさんの方に魅力を知って欲しいです。」

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 ズオン トゥ ホアさん(写真右)

「既存顧客に向けて店舗の魅力や世界観を残したまま、新規顧客が入りやすく、目立つディスプレイにするためにバランスを取ることが難しかったです。良いものを更に良くするために、メンバー内でも意見を出し合いました。」

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 北山 花音さん(写真左)

「ディスプレイは外から見る陳列と、店内から見る陳列をそれぞれ考える必要があり難しかったです。ですが、クリスマス×ハワイのビーチをコンセプトに、シンプルでありながら魅力が伝わるよう工夫しました。」

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 石垣 杏実留さん(写真右)

「お客さんを集める為には、たくさんある商品からどれを撮影し、どのような動画を作成するのか?お店に合った曲は何か?を考えることが難しかったです。」

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 グエン ティ クイン ガーさん(写真右)

■担当教員コメント

今回の小売業も含め、ホテル業やブライダル業なども含んだいわゆる接客業では、つい「いらっしゃったお客さまを、どのように満足させるか」という課題に終始しがちです。ですが、まずはAIDMA※(アイドマ)と呼ばれる消費者の購買行動プロセスについて考える必要があります。

今回学生たちは、店舗におけるマーケティング・プロセスを実体験するという貴重な機会をいただき、AIDMAを意識したSWOT分析や改善案のプレゼンテーション、そしてプロモーションの実施まで、チーム一体となって最後まで一生懸命取り組みました。ひとつひとつの体験から得た気付きを、自分らしいキャリア選択に活かして欲しいと考えています。

※まずその店舗や商品・サービスの存在を知り”Attention”、興味をもち”Interest”、欲しいと思い”Desire”、記憶して”Memory”、購買行動に至る”Action”という、消費者が購入に至るまでの過程。

経済学部
服部 淳一専任講師

なお、このプロジェクトは、年末までの売上を前年比で20%増加させることを目標としています。

■場所
店舗名:What’s UP KOBE
〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本 1 丁目 14-20 ココリコビル 1 階
(阪急岡本駅より徒歩約 3 分)

■服部ゼミの取り組み一例