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経済学部の国際観光論の講義において、一般財団法人関西観光本部の野村昌彦事務局次長による特別講義をおこないました

経済学部の国際観光論の講義において、一般財団法人関西観光本部の野村昌彦事務局次長による特別講義をおこないました。一般財団法人関西観光本部は、関西エリアを世界の観光地とし、インバウンドを関西経済の柱とすることを目的に関西全体の観光地づくりや魅力の発信に取り組んでいる関西エリア(2府8県)を対象エリアとする広域連携DMO*の組織です。

この度関西観光本部の事務局次長(EXPO2025関西観光推進協議会 事務局長兼務)の野村昌彦氏をお招きし「関西におけるインバウンドのこれからと関西観光本部の取り組みについて」と題して講演をいただきました。

講義では、まず始めに関西観光本部の概要と役割について説明いただきました。
次に、アフターコロナにおけるインバウンドの現状について解説いただき、その後2025大阪・関西万博の概要をお話しいただきました。
また、関西では今後2030年までに、様々なプロジェクトが進行中で2025年の関西万博、大阪IRの開業と明るい話題が数多く存在することがわかりました。

一方、インバウンド観光における関西が抱える3つの課題について、データを交えながらお話しいただき、学生たちも興味を持って聞き入っておりました。

そして最後にそれらの課題を解決するために、関西観光本部が策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」に基づく、関西が目指したいインバウンド観光の姿について解説いただきました。

担当教員のコメント
コロナの終息によりインバウンド観光が活気を取り戻しつつあります。その中でいかに世界から関西エリアに外国人観光客を誘客することができるかが、関西経済復活のキーポイントとなります。
また、将来観光産業での就職を目指している学生にとっては、将来の指針となるお話を聞くことができるいい機会になったと思います

受講学生のコメント
関西観光本部がどのようなことを行っているのかを詳しく学ぶことができた。関西が抱える3つの課題を解決するためには、自分達にどのようなことができるのかを考えてみたいと思った。 今後アジアの訪日客が多い関西で働きたいと思っているため、英語以外の他言語にも挑戦したいと思った。

経済学部国際文化ビジネス・観光学科3年

関西観光本部が、これから行われる大きなプロジェクトをチャンスとし、それだけに頼らず周辺の観光地も発展させていこうとしていることが分かった。また新たな取り組みとして都市部から地方をつなぐ新たな観光ルートの作成を行っているのは興味深かった。さらに立地や伝統文化、関西国際空港など関西のポテンシャルを知れて多くの人に訪れてもらいたいと思った。

経済学部国際文化ビジネス・観光学科3年

大阪万博の内容や関西観光の現状などを知ることができた。関西が抱えている問題の中では、観光客の多くが大阪・京都の二極集中であることが分かり、同じ関西の中でも観光収入に差があることが分かった。観光地での滞在時間を増やし、現地での収益を上げるにはそこに泊まりたくなるような魅力的なホテルや話題性を高める観光地を作ることが必要であると思った。

経済学部国際文化ビジネス・観光学科2年

*広域連携DMOとは
複数の都道府県に跨るエリアを一体として観光地域づくりを実施する団体です。現在全国に10の広域連携DMOがあります。