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総合臨床実習前OSCE(客観的臨床能力試験)を行いました

2月21 日(水)、新4 年生を対象に、4 月から始まる総合臨床実習に向けたOSCE(客観的臨床能力試験)を実施しました。

OSCEとは、Objective Structured Clinical Examination の略で、通称「オスキー」と呼びます。
この試験は、技術(問診・検査測定・治療など)や態度(コミュニケーション・患者への接し方など)を点数化することで、学生の臨床能力を客観的に評価するものです。

本学のOSCE では、日頃から臨床実習でお世話になっている臨床の先生を評価者としてお招きしているのが大きな特徴です。本学教員とペアで評価をすることで、より客観的に学生の能力を判断することができます。

試験は、あらかじめ提示された複数の模擬症例と課題のなかから、ランダムに中枢および整形疾患の2 課題が出題されます。この日に備えて、学生たちは毎日実技練習を重ねてきました。
当日の模擬患者は国家試験を終えた4 年生が務めてくれ、臨床さながらの名演技をしてくれました。

整形症例では、問診後、状況判断を行いながら検査測定を行い、その結果を模擬患者へ説明します。問題点や治療プログラムを考えるうえで必要な思考過程に関する口頭試問も行いました。

中枢症例では、模擬患者の姿勢や動作を確認しながら、患者の能力に適した介助課題に取り組みました。同時に、説明能力やリスク管理などの判断も求められます。

試験の残り時間は、個別に臨床の先生から熱心なフィードバック指導をいただきました。
臨床実習さながらの緊張感が漂うなか、貴重な学びが得られたと思います!

OSCEを通して見られた「良かった点」や「改善すべき点」は、後日、受験学生全員で共有し、個々に気付きを得る機会を用意しています。このような経験を通して、4 月からの総合臨床実習に向けて、更なる臨床能力の向上を目指します!

最後に、日頃から本学の臨床実習教育にご理解いただき、OSCE にも快くご協力くださいました外部講師の方々に心より感謝申し上げます。