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2023年12月16日㈯神戸国際大学学生食堂「スカイコート」2階・特設会場において第2回神戸国際大学特別講演会が開催され、学生・教職員・一般のご来場あわせて約50名の参加者が集まりました。

今回の講演会は本学「スカイコート」の運営をする株式会社ORIENTALFOODSの代表取締役・米田勝栄 氏をお迎えし、同社が運営する「スカイコート」を含む５つの大学における学生食堂での取り組みやこれまでの事例、これからの学生食堂の展望などについてが紹介されました。

米田氏は学生食堂を単に学生に昼食を提供する場所と捉えておらず、これまでも学生の企画によるメニュー開発およびそのプロモーションに関するプロジェクトを実施したり、スカイコートでも見受けられるように学生をスタッフとして採用するなど、食堂運営を通じて学生の成長を促す活動を行っていたり、地産地消の観点から地元の素材を取り入れたメニューを提供するなど「学生の学びの場」「地域と連携する、地域に開かれた場」としてこれまで取り組んできた施策について動画やその時の写真なども交えながらお話されました。

後半の質疑応答では「（子ども食堂など）地域の子ども向けの施策は充実しているが、全年齢対象向けの施策はないだろうか？」「色々と社会貢献的な取り組みをされているが、採算はとれているのだろうか？」「大学は六甲アイランドの南端にあるので、足の不自由な高齢者の方などは訪問しにくいと思う。六甲アイランド中心部への出張販売などは検討しているでしょうか？」などこれからのスカイコートの取り組みに対する期待を込めた質問や、飲食店経営における正直な疑問などが多くの参加者からなされました。

最後には米田氏より来場者全員に対してスカイコートで使用できる食事券がプレゼントされました。また、今回参加した12名の学生は講演会終了後、米田氏を囲んでランチミーティングをしながら将来の展望や目標について語り合う『学びメシ』企画に参加し、引き続き米田氏との交流の時間を持ちました。

【参加者の感想】

• 学生食堂という業態でここまで深く考えられた取り組みをされていることに驚いた。学生時代に戻れたらこのような取り組みに一緒になって参加したいです。（一般参加者より）
• 地域とつながる食堂、そして高齢者にも楽しませて頂けそうで大変頼もしく感じました。（一般参加者より）
• 普段は何気なく学生食堂を利用しているだけだったが、ここまで色々なことを考えた上で経営されているとは思わなかった。これを機に自分もスカイコートを活用した企画などを提案、実行していきたい。（経済学部学生より）
• 食を通して色々と実現できる夢があることに「なるほど！」と感心して聴いていました。私も家で何かしらできる様に考えてみたいと思います。（一般参加者より）