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経済学部生4名が神崎郡神河町の町議会見学と町内散策フィールドワークを実施しました

2023年12月5日㈫~12月6日㈬、経済学部3年生4名が兵庫県神崎郡神河町において町議会の見学および町内散策のフィールドワークを実施しました。

この取り組みは神河町議会から経済学部・中村智彦教授に寄せられた議会の抱える神河町民の議会への関心を高めることと神河町をこれまで以上にPRするためにどうすれば良いかという課題に対して、まずは学生をフィールドワークとして現地に派遣し、若い世代の視点から実際に議会や町の様子を見た上で新たな魅力の発掘と現状の課題を導きだすことを目的に企画されたもので、今回はこういった目的に対して関心を寄せた学生が参加することになりました。

訪問初日の12月5日㈫は町役場に到着のご挨拶を済ませた後、まずは町内でしいたけ等のキノコの菌床を製造・販売している「株式会社すずき食品研究所」を訪問し、実際におがくずから菌床が製造されるところから、実際に菌床から椎茸が生えるところまでを見学させて頂きました。続いては地元ケーブルテレビ局「神河町ケーブルテレビネットワーク」を訪問し町内における放送サービスの現状や、インターネット接続サービスの仕組みなどを説明して頂きました。

初日の町内見学の最後は道の駅「銀の馬車道・神河」において、町内を縦断する銀の馬車道と呼ばれる明治初期に生野(現・兵庫県朝来市)と飾磨港(現・兵庫県姫路市)の間約49kmを結ぶ道として作られ、正式には生野鉱山寮馬車道と呼ばれた、当時の高速道路というべき馬車専用道路の跡地について、神河町議会議長の小寺俊輔様よりご説明を頂きました。この日は地元でもレジャーや合宿などに使われ、夏場はホタルが飛ぶなど自然に包まれたレジャー施設「グリーンエコー笠形」に宿泊し、現地にて引率の中村教授の指導のもと当日の振り返りを行いました。

2日目の12月6日㈬は実際に神河町議会の行われている様子を実感するために、町役場の議場を訪れこの日が初日となった第116回神河町議会定例会議を傍聴しました。当日は同町の教育委員長の任命や、同町独自の支援金支給条例の制定、指定管理者指定などの件について様々な議案について話し合われる様子を見学しました。

議会の休憩中に議員の皆様や山名宗悟町長と記念撮影をさせて頂き、2日間の御礼を述べたのちに解散となりました。議会の運営でお忙しい中、今回のフィールドワークのためにご準備・ご対応を頂きました神河町議会、町役場、町内各企業の皆様には心より御礼申し上げます。

神河町における現地フィールドワークは2024年度に経済学部で開講される講義の中で改めて実施され、その際は更に長い期間現地に滞在し、同町の魅力の発信や課題の解決につながる学習を行ってまいります。

【参加学生の声】

・初日の町内見学で「株式会社すずき食品研究所」を訪問させて頂いた時に、そもそも「菌床」というものについてこれ 
まで触れることがなかったので、その製造工程について学ぶことができたのはとても良い経験になりました。また、同社ではシイタケそのものを販売するよりも、菌床を販売することに重きをおいているということで、ここで作られたものが近畿地方のみならず、全国に流通しているということにも驚きました。
・これまでも他の自治体で議場見学をさせて頂くことはありましたが、会期中に訪れて傍聴させて頂いたのは初めての経験でした。一つひとつの議案に対して議員の皆さんが町民の代表として、追及すべきところは追及する、助言をするべきところは協力的な姿勢で発言をされていたのがとても印象的でした。貴重な機会を頂きありがとうございました。