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3月25日・26日臨床実習指導者講習会を開催しました

2023年3月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり、本学にて“第1018回 臨床実習指導者講習会”を開催しました。

昨年に夏に引き続き、本学での開催は2回目となります。

臨床実習指導者講習会とは・・・
厚生労働省の承認を受けた講習会で、国の指定規則改正に伴い、2020年度入学生の臨床実習より、臨床現場の実習指導者にはこの講習会の受講が義務付けられています。

日頃より本学の学生教育にご協力いただいております臨床施設の先生方や、臨床現場で活躍されている先生方、本学の卒業生など計62名にご参加を頂きました。

今回は、本学リハビリテーション学部の上杉教授が講師を務めました。また、世話人(ファシリテーター)として、10名の先生方にお越しいただき、受講者と世話人の先生で10班に分かれて演習を行いました。演習課題は、実際の臨床実習場面で起こりうる事象などがテーマとなり、「個人ワーク」→「グループワーク」の流れで議論がなされました。
そして、その内容を各班で発表し、各々の施設での経験や意見などを共有する貴重な場となりました。

現在の臨床実習は『臨床参加型』へとシフトしています。本講習会が「臨床現場」「学校養成校」の貴重な意見交換の場となり、「学生」がより良い臨床実習を行うためのシステム構築につながる機会になったと思います。とても有意義な時間となりました。

2日間、長時間の講習会ではありましたが、ご協力いただきました世話人の先生方、受講者の先生方に感謝申し上げます。

引き続き、本学の学生教育にご協力いただけますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

【受講者のコメント(臨床現場の先生より)】
 今回、講習会を受講して「養成校の先生方の考えが聞けたこと」「他の施設での学生教育の考え方や方法を聞けたこと」「現在の臨床実習の方針について理解できたこと」がとてもよかったです。4月からの臨床実習で学生受け入れが決まっているので、さっそく実践できるところからしていこうと思います。貴重な経験となりました。ありがとうございました。

【受講者のコメント(養成校の先生より)】
 臨床実習の「質の向上」を目指して、本質に迫る濃い講習会でした。学生が有意義な臨床実習を行うためには、実習中だけでなく、その前後を含めて学生・臨床実習施設・学校の密な連携がいかに大切かを痛感しました。同時に、学校側の課題も浮き彫りとなり、今後に活かしたいと思います。より良い理学療法の卒前教育を行うためには、質の高い臨床実習システムの構築も急務ですが、究極のところは、我々、理学療法士自身が日頃から感じている「理学療法の面白さや魅力」、「臨床の楽しさ」、「学ぶ楽しさ」を学生に伝えていくことだと常々思っています。そのようなことを臨床の先生方と熱く議論する場があったことが何より嬉しく思いました。2日間ありがとうございました。