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臨床実習指導者講習会を開催しました

2022年7月2日(土)・3日(日)、本学にて、臨床実習指導者講習会を開催しました。

「臨床実習指導者講習会」は、厚生労働省の承認を受けた講習会で、国の指定規則改正に伴い、2020年度入学生の臨床実習より、臨床現場の実習指導者にはこの講習会の受講が義務付けられています。全国各地で開催されており、本学では初めての開催となりました。

本学の学生が日頃から実習でお世話になっている臨床施設の理学療法士の方々や、現場で活躍している卒業生など、計76名にご参加いただきました。

全体での講義の様子

外部から講師の先生方と、世話人(ファシリテーター)の先生方をお招きし、2日間にわたり、臨床実習指導に関する講義や、グループに分かれて様々な検討課題について前向きなディスカッションが繰り広げられました。各グループによる発表も行われ、活発な意見交換とともに、内容を共有いたしました。

本講習会を通して、実習学生・臨床現場・養成校の3者が、相互により良い関係で理解を深め、実りある実習を構築していくために、大変有意義な時間となりました。

2日間にわたって、ご協力いただきました世話人(ファシリテーター)、講師の先生方、受講者の皆様に感謝申し上げます。

本学では、引き続き来年度も同様に講習会を開催する予定です。

●受講者のコメント(臨床実習指導者の立場から)
今回の受講を通じて、一番に感じたのは「我々、臨床の指導者こそが変わる必要がある」ということでした。いままで指導にあたる中で、臨床側の目線で捉えていたことも、違う立場(実習生・養成校)からみた理解も深まるにつれて、我々、臨床の指導者が「学生に応じた学習プロセス」を提案できるようにすることがいかに大切かを感じました。本講習会は自身を見つめ直す良いきっかけになりました。2日間ありがとうございました。

●受講者のコメント(養成校の立場から)
実習生と関係を構築するときの注意点や臨床実習指導者としてのあり方、学生評価や実習プログラムの立案等について、医療施設および介護福祉施設等でご活躍されている理学療法士の方々と有意義なディスカッションを行うことができ、大変貴重な経験をさせていただきました。また、演習を通して養成校と実習施設間の連携における問題等も明確になり、養成校として整備すべき課題がみえてきました。この経験を臨床実習に関する学生教育に還元していきたいと思います。