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2021年度の学位記授与式(卒業式)を行いました

2022年3月18日(金)に、神戸国際大学ミカエルホールにおいて、2021年度の学位記授与式を実施しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、学科別に時間を分けて開催しました。

また、学位記授与式に参列できない保護者、学生向けにオンライン配信も実施しました。

学位記授与式は、チャプレンの司式により学位記授与式が始まりました。聖書朗読では、旧約聖書中の一書である『申命記』の第31章8節を読み上げました。

その後、辻正次学長により学位記が授与されました。それぞれの学科で代表学生が壇上において学位記を受け取りました。

学長による式辞では、卒業生が社会に出る前に感じる「希望」と「不安」について話がありました。分からないことや初めてのことを経験する際に常に不安は付きまとうものである。しかしながら、初めてのことでも挑戦し、経験を積むことで自信につながるので、何事にもチャレンジして欲しいと伝えました。

また、そのために成果の可視化について話がありました。日々の努力や取り組みの成果と達成感を得ることの重要性について、自身の博士課程時代のエピソードとともに伝えました。

そして最後に社会に出る卒業生に向けて、「大学の4年間で学んだことは必ず社会で生かされる」「毎日の業務や上司に言われたことだけでなく、自分で仕事を見つけ・考え・解決上げることで成長して欲しい」と、激励の言葉を送りました。

その後、在学生の代表が送辞を述べました。

経済学部では、国際文化ビジネス・観光学科3年の碇子歩さんが送辞を読み上げました。先行き不透明な状況で就職活動を続けられたことや、入国が叶わない中勉強を続けてきた留学生に対して抱く、尊敬の念を伝えました。

また、卒業論文発表会において先輩方のプレゼンテーションから勉強させていただいたこと、所属する学生会のイベントで留学生と交流できたことを振り返りました。そして、ゼミや授業、部活・サークルなどで得られたあたたかな指導について、在学生を代表として感謝の念を述べました。

リハビリテーション学部の代表で、理学療法学科3年の松本彩花さんは、卒業生の新型コロナウイルスにより授業や臨床実習が変更となったことなど、変化を余儀なくされた学生生活について触れました。

そして、そのような状況においても、国家資格取得に向けて毎日遅くまで勉強されていたことを自分たちの目標としつつ、課外活動で私たち後輩のサポートをしてくれたことへの感謝の言葉を送りました。

その後、卒業生代表の答辞がありました。学生時代に経験したことや、身につけた力を振り返るとともに、保護者や友人、教職員に向けた感謝の言葉を述べました。

学位記授与式の終了後は学生表彰を行いました。学業成績が優秀者で他の模範となる者に与えられる最優秀奨励賞、優秀奨励賞、奨励賞をはじめ、成績または活動内容がきわめて優秀で、最優秀奨励賞をもってしても計れない場合に与えられる八代斌助賞が送られました。

また、リハビリテーション学部理学療法学科においては、公益財団法人 日本理学療法士協会より学業優秀賞と、一般社団法人 全国リハビリテーション学校協会より優秀賞の表彰もありました。

式典終了後に、経済学部はゼミ別で写真撮影を行い、リハビリテーション学部は全体で集合写真を撮影しました。その後、ゼミごとに各教室に分かれ、担当教員から一人ひとり学位記が授与されました。また卒業生は、学生会執行部が企画した写真ブースにも訪れ、お互いの卒業を祝いました。

■卒業生コメント

最優秀奨励賞をいただき嬉しいです。勉強させてもらっていることに感謝しながら大学生活を送り、自分から行動する力がつきました。授業は集中して受け、レポートはしっかり提出し、テスト前に準備して臨むなど基本的をおろそかにせず大学生活を過ごしました。

少人数制の環境で学んだため、分からないことをクラスメイトやゼミの仲間同士教え合いました。その経験のおかげで教えられるレベルまで理解する力と、うまく伝えるためのプレゼンテーションスキルが身についたと思います。家族には自由にさせてもらいました。ありがとうと言う気持ちでいっぱいです。

経済学部 経済経営学科
最優秀奨励賞 石井 一誠さん

学生会執行部に所属した経験が私の学生生活を充実したものにしてくれました。高校生の時は人見知りでしたが、学生会では在学生だけでなく企業の方など、色々な人と話すことが多くなります。その経験を通して、コミュニケーション能力が伸びたように思います。もちろん楽しいことばかりだけでなく、イベント前などなかなか帰ることができないほど遅い時間まで準備を続けます。しかし、仲間と過ごしたその経験は私にとってかけがえのないものになりました。

大学生活は長いようであっと言う間に終わります。勉強させてもらえること、とてもありがたいことだと思います。後輩の皆さんも、当たり前のことですが日々の授業を大切に、勉強を頑張ってください。

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
八代斌助賞 鳥丸 奈々さん

4年間を振り返ると様々な経験ができました。神戸市の農漁業活性化を目的としたプロジェクトの活動に挑戦できたことや、卒業論文を頑張ったことは印象深いです。卒論では、化粧品をテーマに研究を進め、数値化した分析結果をまとめたことや、企業調査のフィールドワークにより最新のテクノロジーを知ることができたことも良い経験になりました。

しかし何より、たくさんの外国人と接することができたことが自分の成長につながりました。留学しただけでなく、留学生サポーターの活動も続けました。多文化にふれることで、自分の当たり前を当たり前と思わず、様々なバックグラウンドを持った人に対して親身になって接することができるようになったと思います。

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
優秀奨励賞 為石 志帆さん

国家試験対策のため、毎日20時ごろまで残って勉強をしていたのが印象に残っています。大変でしたが、仲間と一緒でしたので楽しみながら続けることができました。

出身の島根を出て大学生になり、「理学療法士を目指すことができるのは、その環境を与えてもらっているから。」と言うことに気づきました。この環境で学ぶことができることに感謝していたので、大学生活に慣れてきた頃や、しんどい時期でも気を抜かず頑張って勉強を続けられました。その時はつながりが意識できないことも。後から関わりに気づくことがあります。ですので、これから理学療法士を目指す皆さんも、何事にも気を抜かず頑張って欲しいと思います。

リハビリテーション学部 理学療法学科
最優秀奨励賞 佐々木壱輝さん

■卒業生保護者コメント

また、卒業生の保護者から、以下のようなコメントをいただきました。

新型コロナウイルスの影響で保護者の出席が難しいと思いましたが、参加することができて良かったです。子どもの大学卒業と同時に、私自身の子育て終了の卒業式だと思い参加しました。少人数制のおかげで先生との距離も近く、子どもには合っていた教育環境だったように思います。高校生の時は部活中心の生活でしたが、大学生になると、ふとした会話の中で勉強したことを話してくれることがありました。
また、勉強だけでなく、周りを見て挨拶をすることや、人に対して気遣いや気配りができるようになったとも成長を感じています。これからも健康で仕事頑張り、幸せに過ごしてほしいと思います。大学の皆さんには本当にお世話になり、ありがとうございます。

(大阪府・経済経営学科卒業生の母親)

ベトナムから留学し、「日本のお父さん」として慕ってくれている子の卒業式ですので出席しました。彼女は神戸国際大学に3年次編入し、勉強を頑張っていました。神戸で一人暮らしながら大変だったと思いますが、充実した学生生活を送っていたように思います。また、日本語能力検定1級も取得し、私の仕事の関係で行政から依頼がある通訳や翻訳の仕事もしています。ますます日本語力が向上してきました。卒業後は大阪の貿易会社で就職予定です。これからも日本で頑張って欲しいです。

(奈良県・国際文化ビジネス・観光学科卒業生の保護者男性)

勉強は大変そうでしたが、友達と一緒に学んでいることが楽しいのか頑張っていました。テスト前は、お互いに教え合って勉強していると話してくれました。また、国家試験に向けた面倒も良く見ていただいたようで、子どもに合っていたのか、行かせて良かったと思っています。
高校時代と比べると自立して頼りになってきました。4月からは京都の病院に就職予定です。患者さんの話をよく聞き、寄り添える理学療法士になって欲しいと思います。

(京都府・理学療法学科卒業生の母親)

卒業生の皆様、保護者の皆様、この度はご卒業誠におめでとうございます。皆様の今後のご活躍を、教職員一同お祈り申し上げます。