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国際別科・日本語研修プログラム・交換留学プログラムの修了式を行いました

2022年3月4日(金)に、2021年度後期 経済学部国際別科・日本語研修プログラム・交換留学プログラムの修了式を実施しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの学生は入国が叶わず、オンラインで学習を続けてきました。そのため修了式も対面とオンラインのハイブリッドで開催しました。

修了式は、河村チャプレンによる司式で執り行い、藤倉キリスト教センター長が聖書「マタイによる福音書 第5章 13〜16節」を朗読し、始まりました。 その後、辻学長より式辞があり修了生へ修了証書が授与されました。式辞では、困難な中オンラインでも学びを続けた事に対する敬意や、言葉だけでなく文化を学び続けることの重要性と、学んだことを今後に生かして欲しい事が伝えられました。

オンラインで参加した学生も含め一人ひとり名前が呼ばれ、全18名の学生に対して修了証書が授与されました。その後、国際別科生・日本語研修プログラム・交換留学プログラム生の今後の活躍を祈り、八代理事長により祝祷が捧げました。

修了式後は、留学の思い出を振り返る祝賀イベントを行いました。

はじめに、田端国際別科長より、自身の海外での体験をふまえ、これからも学びを続けて、異なる文化の架け橋として大きく育ってほしいとエールを送られました。

また、日本語教員の瀬戸口先生から休まずに勉強を続けてきた留学生に向けて労いの言葉とともに、日本語に触れ続けて欲しいと、願いが伝えられました。

次に留学生活を振り返るスペシャルムービーを放映しました。京都の研修や、神戸、大阪、奈良や日光で実施されたバーチャルツアー、毎週火曜日に開催されたお互いの文化を紹介する「多言語カフェ」、親子で多言語の国際交流をすすめる団体「ヒッポファミリー」との交流会などの様子が流れ、その時の様子を思い出した修了生からは笑顔があふれていました。

その後、学生や先生から集まったお祝いメッセージが流されました。修了後に経済学部に入学予定の学生に向けて、先輩留学生や日本人学生から早く一緒に学びたいと声がかけられました。

修了生を代表して3名の学生がスピーチをしました。総代となった国際別科修了生の杨 璐萌(ヨウ ロホウ)さんは、日本語能力検定合格に向けた勉強の成果を報告すると共に、これからも壁に当たっても諦めないという思いを発表しました。

また、オンラインで参加した日本語研修プログラム修了生のTRAN QUANG MINH TAM(チャン クアン ミン タム)さんは、教科書に書かれている日本語に関することだけでなく、コミュニケーション全般について学ぶことができたことについて、感謝の言葉を述べました。

交換留学プログラムの刘 季(リュウ キ)さんは、文化体験プログラムの思い出や、これからも勉強を続け、日本語能力検定1級や翻訳に関する資格取得の抱負を語りました。

■修了生コメント

朝から夕方までオンラインで勉強を続けるのは大変でしたが、先生方がたくさんサポートしてくれました。そして、瀬戸口先生の授業は楽しく、疲れたときには日本語のゲームをしてくださったのが印象に残っています。
こうした先生方のおかげで、楽しく学ぶことができました。また、一緒に学ぶ留学生とはTeamsを使ってやりとりをし、お互いに励まし合っていました。
修了後は、経済学部国際文化ビジネス・観光学科に進学を予定しています。日本語だけでなく、観光学についてもしっかり学び、日本で旅行会社を創業したいと考えています。

経済学部国際別科 修了生
杨 璐萌(ヨウ ロホウ)さん

バーチャルツアーなど文化体験のプログラムがとても印象に残っています。神戸と言う街を身近に感じることができて良かったです。
勉強は、難しいこともありましたが先生たちのサポートだけでなく、クラスメイトと教え合うことでがんばって続けることができました。
また毎週火曜日に多言語カフェがあったので、友達と一緒にその準備のために打ち合わせをしてきました。文化を理解するだけでなく、仲良くなる機会にできたのでとても嬉しかったです。
今年の9月からは、中国で大学院に入学します。翻訳家を目指して、さらに日本語の勉強をしたいと考えています。

交換留学プログラム 修了生
刘 季(リュウ キ)さん