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ホテル産業論にて、京都老舗旅館・綿善旅館のおかみによる特別講演を行いました

ホテル産業論(担当:服部淳一専任講師)の授業では、ホテル産業に関する理解を深めるため、歴史や運営方法、各部門の役割に関する基礎的な知識を体系的に学習し、業界が直面する課題、企業の取り組み、働く人たちのキャリアややりがいにつてカリキュラムが用意されています。

今回のホテル産業論の授業では、京都の老舗旅館・綿善旅館のおかみである小野雅世氏の特別講演を行いました。

綿善旅館は1830年(天保元年)、江戸時代に創業された歴史ある旅館の一つで、京都商工会議所が選ぶ老舗賞を受賞しています。さらに2015年には内閣総理大臣発足「旅館ホテル生産性向上モデル全国8旅館」に選出され、そこでの取り組みが評価され、2017年には首相官邸にて業務改善好事例発表を行いました。

民間企業でキャリアを積み転職後におかみとして活躍されている小野氏から、業界に対する客観的な視点とおかみとしての目線を入れつつ、旅館業やそれらを取り巻く環境について講義されました。


小野氏からの学生へのメッセージとして、社会人は全て自分で選択し、自分自身で決定する必要があります。これから卒業後の進路を考えている学生の皆さんも積極的に選択の幅を広げて自分で体験することで、選択し決定していく場面を体験してください。綿善旅館はインターンを受付けているので、その選択する一つとして是非活用してくださいとのことでした。

授業終了後も学生からの質問にもしっかり回答いただきました。

小野氏が目指す旅館業について、小野氏と関わりも持ったすべてのお客様(旅館へお泊りになったお客様や今回のように講義で出会った学生の皆さん)が良い時間を過ごせたと感じて頂けるようにサービスを提供していきたいとお考えを述べられました。

【講義に出席した学生の感想】
日頃、接することがない旅館のおかみさんからのお話は興味深くためになりました。
旅館は敷居が高いイメージがありましたが、今回の講義を聴くことで、気軽に楽しめる雰囲気であることが理解できました。
機会があれば、是非綿善旅館を利用したいです。

担当教員(服部淳一専任講師)からは、伝統的な宿泊施設が今なお継承されている国は非常に限られており、日本に旅館という素晴らしい業態があることを改めて学ぶいい機会になったと思います。また、小野おかみの話から、積極性や他者を巻き込むパワーを肌で感じたと思うのでみなさんも失敗を恐れずチャレンジを続けてください、とコメントがありました。

綿善旅館ホームページ