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学長就任のご挨拶

今般、学長の大役を仰せつかり、その責任の重さに身の引き締まる思いをいたしております。今後皆様のご支援とご協力を賜り、精一杯努力していく所存ですので何卒よろしくお願いいたします。

神戸国際大学は今年で創立52周年を迎えます。大勢の諸先輩や卒業生諸氏が築いてこられた歴史と伝統ある本学の基礎をより盤石なものとします。質の高い教育、研究を通じて、地域と共に生き、世界に羽ばたく大学をモットーに、社会にいっそう貢献できる大学にすること、これが私の使命だと思っています。このためのよりどころは、「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」という創立者の建学の精神です。これを行動や意思決定の規範とする所存です。

本学は経済学部とリハビリテーション学部というユニークな組み合わせを持っています。一見異質に見える文系と医学系との共通点は、質の高い教育を行う点です。本学の教育では、変化が激しい経済やビジネスの中で、生き抜くことができる能力を育む、これを目標にしています。

現在新型コロナウイルスにより世界の至る所でパンデミック状況を生んでおり、10年以上前のリーマンショック時以上の不況が来ると言われています。これを事前に予測できた人は一人もいません。しかし、予測できなくても、重大な事態が発生した時に勇気を持って対処することはできます。そのような能力を、私は「生き抜く力」と呼んでいます。

「生き抜く力」とは、課題を見つけ、その解決法を考え、それを提案し、実行するという一連の能力からなっています。探求心、解決力、提案力、実行力、このような能力を育む教育を目指します。少人数制教育、学生一人一人の個性に合ったきめ細かい指導という、本学の伝統がこれを支えます。

教育とは、教える側も学ぶことです。教える側の学びの原点は研究です。良い研究の上に初めて良い教育ができます。教員も謙虚に不断の研究を目指します。教育や研究には終点はありません。「昨日より今日、今日より明日」を肝に銘じて精進してまいります。

最後になりますが、本学の目標実現のため、皆様のご支援とご協力をお願いして就任のご挨拶とさせていただきます。

2020年4月
神戸国際大学 学長 辻󠄀 正次

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辻󠄀 正次 プロフィール
みんなのインタビュー:辻 政次 先生