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ベンチャー企業論において、リベルタ学舎代表の湯川カナ氏による特別講義を実施しました

経済学部を対象としたベンチャー企業論(担当:松崎太亮教授)の科目において、一般社団法人リベルタ学舎代表の湯川カナ氏による特別講義を行いました。

ベンチャー企業論の授業では、ベンチャー企業の歴史と事業経営に関する基礎的な知識を習得することにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)社会でベンチャー企業が成長するための要件や課題について学んでいます。

2022年1月18日(火)に実施の特別講義では、「『人生100年時代』にいかに『自分らしく生きられる』仕事をつくるのか」をテーマについてお話しいただきました。

湯川氏は、学生起業に参加し、その縁でYahoo! JAPAN創設メンバーとなりました。その後スペインへ移住しフリーライターとして活動され、帰国後に一般社団法人リベルタ学舎や、なりわいカンパニー株式会社立ち上げ、さらに兵庫県の広報アドバイザーも務めております。

講義は、「人生100年時代」のリアルを知ることから始まりました。人の寿命や産業革命、社会の変化やその速度について、クイズ形式で考えていきます。学生たちは、一つひとつ答えを聞くたびに、変化のスピードやその大きさに驚いた表情を浮かべていました。

その後、「自分らしく生きられる」仕事をつくるために必要な考え方について、具体的な事例をもとにポイントを紹介いただきました。また、湯川氏の経営する企業や団体のビジョン(実現したい未来のイメージ)やロジックモデル(活動の結果や影響を表した説明図)をもとに、事業運営にあたり大切にしていることも説明いただきました。

終了後の質疑応答では、「いつ起業をはじめたら良いか?」「どの分野で起業するか迷っているが、湯川様はどのように見つけたか?」「今も大学院で学ぶ理由」などの質問が上がりました。湯川氏は、それぞれに具体的なエピソードをあげて答えるだけでなく、注意すべき点もお話しいただきました。

科目担当の松崎教授は、「後期の科目でベンチャー企業や起業家について学んできました。直接お話を伺うことで、実際に起業された方が自分のやりたいことをやるために、パワフルにエネルギッシュに活動されていることを感じることができたと思います。学生のみなさんも自分が生きていくために、自分の頭や身体を使い、目一杯挑戦して欲しいと思います。」とコメントしています。

湯川氏からは学生に向けて、「将来に向けて、学生時代にまずは思いついた事、興味があることについては経験してみると良いと思います。お客さんでも、アルバイトでも構わないので、何か始めてみてください。挑戦してみることで、自分の好きなもの、軸となるもとが分かってくると思います。
そこで違うと思ったら別のことに挑戦し、良いと感じたら続け、『自分らしく生きられる』仕事を見つけ、つくって欲しいです。」とお話しいただきました。

■参加学生コメント

サービス業界に就職することを考え大学に進学しましたが、学んでいく中で将来の起業も考えるようになりベンチャー起業論の授業を履修しました。湯川先生の話を伺い、「将来についてのどう考えれば良いのか」を知ることができました。
また、自分がやりたいことが社会に役立つことができれば、それを仕事にすることは素敵なことなんだと、自分のビジョンについて自信を持って考えることができるようになりました。

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
3年 松永 真衣

将来起業を考えているため、この授業を履修しています。湯川先生のお話は、おもしろいだけでなく非常に具体的で分かりやすく、自分の為になり、授業を受けられて良かったです。
授業の中であった、「知らないものは好きか嫌いか分からない」ことや、「自分で将来を決められる人になる」というは、今まで考えたことがありませんでした。今回学んだことをこれからも意識して生活したいです。

経済学部 経済経営学科
3年 ダン ワン ヒエップ

■リンク
湯川カナとリベルタ学舎
なりわいカンパニー株式会社

こちらからリベルタ学舎の活動に参加した、本学学生の様子をご覧いただけます。

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