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  • 社会連携

「神戸国際大学」×「神戸ファッション美術館」プロジェクトの会合が行われました。

2019年12月4日本学にて、神戸ファッション美術館との協定事業にかかる会合が実施されました。本協定にもとづくプロジェクトは、「Learning with the five senses:五感で学ぶ」をコンセプトに2018年から始まりましたが、学生へのアクティブラーニング、インターンシップ、地域社会貢献活動など、神戸ファッション美術館と本学との間で包括的な取り組みを行っています。

神戸ファッション美術館指定管理者である神戸新聞地域創造・神戸新聞事業社共同事業体から太田貞夫様(社長)、大久保徹様(本部長)の2名、神戸ファッション美術館からは前島紳作様(副館長)、仲井雅史様(学芸部長)、次六尚子様(学芸員)の3名、神戸市経済観光局より河端陽子様(ファッション産業課長)にお越しいただき会合は開催されました。本学からは八代理事長、下村学長、難波事務局長、遠藤地域交流・生涯教育センター長、山本准教授、筆保地域交流・生涯教育センター室長が出席しましたが、昼食をはさみ和やかな雰囲気で話し合いは進みました。

神戸ファッション美術館と本学は衣食住遊といったライフスタイルを捉えて五感で体験しながら学べる場を構築し、双方のイベント企画・運営を行い、本学ならではの国際的視野でアクティブラーニングを実施しています。さらに、インターンシップなど就業体験についても実施し、学生主体による参加型教育から体験価値を生み出すことを目指しています。

2019年には下記のプログラムを実施しました。今回の会合では、美術館動員数の増加や協定後の影響、本学学生のレポートや感想から導き出した成長の成果をもとに、次年度に向けた新たなプログラムや課題について話し合いました。太田社長からは「神戸国際大学の学生の皆さんに神戸ファッション美術館をもっと活用して欲しい。」と言っていただけました。また、下村学長も「六甲アイランド全体を含む地域貢献や活性化のために大学も取り組んでいきたい。」と話をし、今後の取り組みについて大いに盛り上がりました。

 

■2019年取り組み実績
・神戸ファッション美術館夏休み子供向け企画の共同実施
・本学の小学生向けプログラムに美術館企画を導入
・インターンシップやイベント企画運営に係る連携科目を新規開講
・夏期インターンシップの実施
・ファッション・ビジネスコースのゼミによる美術館バックヤード見学
・HIROKO KOSHINOファッションショー参加
 (2019年6月29・30日実施、ファッションショー「GET YOUR STYLE」)

2019年8月に実施されたインターンシップの様子

神戸ファッション美術館の仲井学芸部長は「今年実施したインターンシップでは、企画立案から実行するというプロセスを自分たちで考えてもらいました。自分の頭で考えて実行し、その後検証するプロセスは、ビジネスの基本といえると考えています。今後も神戸ファッション美術館を使い、学んで欲しい。」とコメントをいただきました。また、学芸員で、本学でも美術館業務や企画・運営業務の授業をしている次六様は、本学の学生について「今回のインターンシップは、それぞれの個性を活かし成長につながったと感じています。これからも学生さんは感受性豊かに、新しいものに体験する意識をもって欲しい。美術やファッションの専門でなくても、新たなものに出会うためにも神戸ファッション美術館を訪れ、活用して欲しい。」と言い、お二人とも今後の成長にさらに期待してくださっています。

また、山本ひとみ准教授は「次年度予定している共同開講科目でさらにこの協定関係を発展させていきたい。」「単に企画立案するだけでなく、実行することが前提となるプロからの批評・講評を受けることは、考える力を養うことにつながるので、どんどん挑戦して欲しい。」と考えています。そして神戸ファッション美術館と本学が包括連携を活かし、様々な面で共同の取り組みを実施することで共に発展できることを目指しています。

■リンク
神戸ファッション美術館
神戸のファッション産業(神戸市経済観光局)
ファッション・ビジネスコース