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防災救命クラブの学生がリハビリテーション・ケア合同研究大会において研究発表を行いました

防災救命クラブ(DPLS:ディプルス)の学生が、神戸市にあるANAクラウンプラザホテル神戸にて開催された、リハビリテーション・ケア合同研究大会 兵庫2021において研究発表を行いました。

本大会は下記の6団体が合同で毎年開催している学術集会で、多方面から多彩な専門職が参加し、リハビリテーション・ケアに関する知見を得ると共に、情報交換や共有の場となっています。

一般社団法人日本リハビリテーション病院・施設協会
一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会
一般社団法人全国デイ・ケア協会
一般社団法人日本訪問リハビリテーション協会
全国地域リハビリテーション研究会
全国地域リハビリテーション支援事業連絡協議会

2021年の大会は『Let’s integrate! 〜リハビリテーションの心技体〜』をテーマに、地域包括ケアシステムから地域共生社会に向けた、これからのリハビリテーションのあり方を考える大会にすることを目標に実施されています。大会は2021年11月18日(木)・19日(金)の2日日間実施され、防災救命クラブ(DPLS)に所属するリハビリテーション学部 理学療法学科3年生の井上大輝さん、河原日向さん、片山起理人さん、船越康太さんの4名が参加しました。

19日(金)には介護予防・地域支援事業に関するポスター発表を行いました。学生たちは、『地域高齢者への健康体操の関わりー大学課外活動部員による5年間の活動報告ー』をテーマに、2016年から地域の集会所にて行った転倒予防教室でのアンケート調査や体力テストをもとにした研究結果を発表しました。

今回プレゼンテーションを担当した学生は、「このような研究発表には初めて参加しました。防災救命クラブの活動結果ををもとに、3ヶ月ほど前から準備をすすめてきました。昨年はコロナ禍のため、自宅でできる健康体操を作成し、手紙にまとめてお届けしましたが。その間も含めてデータを取ることができてので、調査結果をまとめることができました。
調べたことにより、健康体操を続けていただいた高齢者でもバランス能力の低下が見られることが分かりました。今後は検査項目を増やして、どのような部分が低下しやすいのか調査しつつ、プログラム作成時に反映したいと思います。
二日間参加しましたが、他の先生方の介護予防や地域包括に関するポスター発表、プレゼンテーションを見たことも勉強になりました。内容だけでなく、要点のまとめ方や伝わりやすいポスターの作り方など参考になりました。今後のために、この経験を生かしていきたいです。」とコメントしています。

理学療法学科
3年 井上大輝さん

防災救命クラブ(DPLS)の顧問で理学療法学科教員の小枝英輝教授は、「防災救命クラブ(DPLS)の活動は、コロナ禍により思うように行かないこともありましたが、今までの活動を振り返る手段として、今回の学会に活動の一つをまとめて発表しました。学生たちにとって医師を含めた多職種の方々が集う学会で発表することは大きな学びになり意義があったと思います。
また、現場で働く先輩方の発表も間近に聞くことができ、将来理学療法士としての方向性について考える機会になったようです。学生たちはこの学会参加でそれぞれ感じたことがあったようですので、学びを続け今後も発展的に自分の道を切り開いて進んで欲しいと思います。」とコメントしています。

■リンク
リハビリテーション・ケア合同研究大会 兵庫2021
防災救命クラブ(DPLS)