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「素敵な結婚式」「ホテルブライダルを学びたい」
学生がプロデュースした結婚式を高校生が見学

本学の学生たちがプロデュースして挙行された結婚式を兵庫県内の高校生10人が見学。「素敵な結婚式でした」「私もホテルブライダルを学びたい」と式後に声をそろえた。経済学部の鍋嶋正幹准教授のゼミでホテルブライダルを学んでいる国際文化ビジネス・観光学科4年生19人によりプロデュースされた結婚式が11月2日、神戸市の六甲アイランドにあるホテルプラザ神戸のチャペルで行われた。本学は高校生に向けて結婚式と披露宴の見学者を募集し、兵庫県立神戸甲北高校、同立東灘高校、同立赤穂高校、私立の松蔭高校、姫路女学院高校、神戸国際大学附属高校の6校から10人の女子高校生が参加した。
曇り空の下、やや肌寒い一日となったが、10人はそれぞれの学校の制服姿で六甲アイランド内にあるホテルのチャペル前に集まった。結婚式を前にリハーサルや新郎新婦への対応、親族や友人らの参列者の案内などホテル内を所せましと走りまわる学生の姿を横目に、高校生のサポート役を務めた学生の石本あんずさん=京都府出身=の話をまず聞き入った。「違う学校の生徒さんたちだったので最初はみなさん緊張していましたね」と石本さん。お辞儀の仕方やあいさつする時の口の開き方や声の出し方などを指導するうちに生徒たちに笑顔が浮かぶようになり、それぞれが自己紹介して仲良くなっていった。石本さんは「高校生は事前に送った資料をよく読んでくれていたので、私の説明を理解してくれるのが早かった。意識の高さを感じました」と感心していた。

参列者がチャペル内に入り式の準備が整うと、最後に高校生が入場。チャペル内の最後列に10人が並んで座った。厳かな雰囲気の中で幸せそうな新郎新婦の気持ちに触れた挙式を経験。式後のフラワーシャワーでは参列者に花を配る役目を務め、記念撮影、友人らに祝福される新郎新婦の姿などを目の当たりにした。
神戸甲北高3年の小園 理央(こぞの りお)さんは式後、興奮気味に口を開いた。「小さなころに知り合いの結婚式でフラワーガールの役目を務めたことがあり、それ以来でした。知らない方の結婚式でしたが感動しました」と新婦のうれしそうな表情を見つめていた。将来はホテルのフロントなどに勤務することを目標にしているが「華やかなブライダルを見て気持ちが揺らいできました。司会の方の声がとてもきれいで、素敵な結婚式で貴重な経験ができました。私も大学でお姉さんたちみたいな経験をしてみたい」と声を弾ませた。
小園さんたち5人はその後に行われた披露宴にも参加。ホテルのレストラン用制服を着て宴会の接待役も務め、本物の披露宴に触れていた。



