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ウズベキスタンのユヌスバッド公衆衛生テフニクムと協力協定結ぶ

神戸外国人高度専門人材育成プロジェクトで

 介護の特定技能資格の習得を目的として来日する留学生の育成から就労、定着まで一貫してサポートする「神戸外国人高度専門人材育成プロジェクト」に参画している本学と、中央アジアのウズベキスタンにある医療系技術専門学校「ユヌスバッド公衆衛生テフニクム」が留学生の受け入れに関する協力協定を結ぶことになり、10月21日に本学で調印式が行われた。

 同プロジェクトは神戸市と本学や同市内の大学、社会福祉法人謝恩会などが参画する「大学都市神戸産官学プラットフォーム」が2024年度から運営している取り組み。このプロジェクトで本学が協定を結ぶのは7か国、12校目。中央アジアの国とは今回が初めてとなる。

 本学の下田繁則学長は「中央アジア5か国との協定にはなかなか至りませんでしたが、今回、協定締結が実現し、すでに5人の学生が日本語学習を開始していると聞き、大変うれしく思います。ぜひ、来年の秋には(留学生の)受け入れが実現することを願うとともに、これをきっかけに神戸のことをもっと知ってもらいたい」などとあいさつ。そして「我々も学生を通じてウズベキスタンについてさらに理解を深め、ウズベキスタン共和国と神戸の発展のために有意義な協定となることを確信しています」と言葉に力を込めた。

 ユヌスバッド公衆衛生テフニクムは1992年に首都タシケント市に設立された国立の技術専門学校で介護学、医療学、薬学、歯科、医療放射線の教育分野があり、学生数は約900人。その8割ほどが女子学生という。ヌルマトワ・ニゴラ・アトハンベコヴナ学長は「日本は介護の分野で世界的なリーダーと認められています。私たちは介護において最先端を行く日本で経験を積み、私たちの学生に絶対的な知識と成功事例のトビラを開きたいと思います。私たちの協力が両民族間の友情、信頼、尊敬の象徴となることを祈っています」となどとあいさつした。

 本学はこの一年半の同プロジェクトで55人の留学生を神戸市内の介護施設などに就労させている。現在は4期生22人が学んでおり、調印式後、ユヌスバッド公衆衛生テフニクムの一行は4期生の授業やキャンパス内を見学した。

サインした協定書を手にする本学の下田繁則学長とユヌスバッド
公衆衛生テフニクムのヌルマトワ・ニゴラ・アトハンベコヴナ学長
調印式を終えて記念写真に納まるユヌスバッド公衆衛生テフニクムと
本学の関係者たち