NEWS
- お知らせ
新天地ではばたこう
9月19日に2025年度秋期入学式を実施

2025年度秋期入学式が9月19日にチャペルで行われた。秋期入学生は中国からの留学生ら80人で下田繫則学長から入学を許可され、晴れて神戸国際大の一員となった。入学生を代表して中国人女性の孫小超さん=経済学部経済経営学科1年=が日本語で「これから始まる大学生活では、新たな目標を掲げ、一つひとつの授業に真剣に取り組み、研究活動にも積極的に参加します。そして、神戸国際大学での4年間が充実した素晴らしい時間となるよう、皆と互いに学びあい、自己を高めることを誓います」と宣誓した。

下田学長は式辞で一人ひとりを見つめるように顔を向け、「(留学中は)苦しいこともたくさんあると思いますが、お互いに励ましあいながらすべてを成長の糧にしてください。日本への留学を支えてくれている両親や家族に感謝し、その(留学)目的を達成できるように健康第一で頑張ってください」とエールを贈った。
その後、在学生を代表して中国人女性の陳文静さん=同学部国際文化ビジネス・観光学科2年=が「大学の在学期間は、自らが主体となって道を切り拓いていくかけがえのない時間です。それぞれの個性を存分に発揮し、学び、考え、感じながら、自分自身の物語を紡いでいってください」などと、歓迎の言葉を伝えた。
孫さんは中国の高校で日本語を学び、今春、国際別科に入学。半年間、日本語の学習に努めた。音声や会話を聞き取ってその内容を理解する力を養う「聴解」がうまくできず、「日本語の難しさに悩むこともありました」と打ち明けた。それでも「先生方の熱心なご指導、クラスメートの支え、そして家族の励ましにより、今日この日を迎えることができました」と入学の喜びとともに、日本でお世話になった方々への感謝を忘れない。日本食の中で「刺身が大好き。特にサーモン」と半年間で舌を肥えさせた孫さん。今後、さらに舌鼓を打つ楽しさも大学生活の一部になることだろう。


式後には食堂で歓迎会が行われ、ミャンマー人男性のモー・ヤン・パインさんと中国人女性の陳豫齐さんが日本語であいさつ。スリランカ人女性らが民族衣装をまとって踊りを披露したり、クイズやゲームで楽しんだりして新入学生らが親交を深めた。