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日本の文化や自然に触れ今後の人生に役立つと確信した
2025年度前期経済学部国際別科修了式

2025年度前期経済学部国際別科修了式が9月2日、本学のチャペルで行われ、日本語研修生のマイ・ゴック・アンさん(21)=ベトナム=と留学生の孫語若(ソン・ユウロウ)さん(22)=台湾=が修了生25人を代表して下田繫則学長から修了証書を受け取った。その後、同月12日に修了式を行う予定の介護プログラム生29人も加わり、食堂で祝賀会が行われ、食事しながら修了生らの活動の映像を見たり、ゲームやダンスなどで最後の思い出づくりを楽しんだ。

日本語研修生を代表してアンさんがあいさつ。「日本に来たばかりのころは、家族や友人と離れて暮らすのは初めてでとても不安でした。でも先生方が生活や勉強についてたくさんアドバイスをくださり、本当に助かりました。中国やインド、タイ、ミャンマーなど様々な国と地域から来た学生と文化交流ができました」と振り返った。全国各地を旅行したことが思い出の一つで「上高地(長野県松本市)の美しさに感動しました」と日本の自然に触れたことを一番喜んでいた。今後、アンさんは本学の経済学部に進学する。「母国に帰ったり、違う学校に進んだりとそれぞれが違う道や目標に歩んでいくが、たとえ失敗しても簡単にあきらめないで乗り越えてほしい」と呼びかけた。
孫さんも留学生を代表し、「授業だけでなく、アルバイトや旅行を通じて貴重な経験ができ、大きく成長したと感じています。この一年間の経験はこれからの人生において必ず役立つと確信しています」と感謝の言葉を述べた。日本で一番気に入ったのは関西弁で「なんでやねん」が口癖になったという。今後は台湾の大学に戻って卒業を目指す。キャビンアテンダント(CA)になるのが夢で、将来、台湾をつなぐ航路の航空機内で「なんでやねん」と話すCAがいたら、孫さんだと思って話しかけてみるのもいいかもしれない。


介護プログラム生を代表してあいさつしたのはエー・ダジン・カインさん(25)=ミャンマー=。「私たちは4月に日本に来て国籍や言語が異なるなかで、ともに学んだ時間は短くても最高の友人、家族のような存在になれました。神戸国際大学で日本語や日本に関する知識、介護の専門的な学びを通して私たちの人生の向上に大きく役立ちました」と頭を下げた。10月から神戸市内の介護施設で働く。「施設の利用者がうれしいと言ってくれるように支えていきたい」と日本で頑張る生活は今後も続いていく。
国際別科の修了生13人は本学に進学。孫さんら12人は母国や地域に戻って勉学を続ける予定になっている。
