NEWS

  • お知らせ

酷暑の夏を乗り越え実りの秋に向かう学生団体

本学チャペルで壮行礼拝

 2025年度後期の活動に向けてチームの強化を続けている学生団体を励ます壮行礼拝が8月28日、本学チャペルで開催された。各団体は前期にあたる春季リーグ戦などの結果を報告し、次週から始まる秋季リーグ戦や今後に向けての活動目標などを報告した。

 下田繁則学長があいさつの言葉の中で「クラブ活動をしていくことで、今後の社会人としての行動が必ず育成されていきます。それが将来生きていく上での力になるので、ぜひ頑張ってほしい。暑い日がまだ続きますが、体に留意されて秋季リーグ戦(今後の活動)に向かって邁進してほしい」とエールを送った。 

 硬式野球部は阪神大学野球連盟2部西リーグで今春優勝したものの、1、2部入れ替え戦への進出を争った東西戦で敗れて2部残留。今秋はリーグ優勝とともに東西戦の雪辱を目標に掲げる。経済学部経済経営学科1年の芳谷温斗さん(岡山県真庭市出身)は「先輩たちも1部に昇格したいという気持ちが大きい。チャンスでの1本(安打)などチーム一体となって挑んでいきたい」と8月31日から始まる秋季リーグ戦に向けて意気込んだ。

 ハンドボール部(男子)は関西学生連盟春季リーグ2部で優勝し、立命館大学に挑んだ1、2部入れ替え戦で惜敗した。学内では各連盟の1部リーグに最も近い存在で、この夏には関西、九州、中四国、東海など地区リーグの強豪校がそろった西日本インカレに参加してチーム力を高めた。同学科3年の梨木順正さん(富山県氷見市出身)は「入れ替え戦では1部のチームに体力負けした部分もあったのでウエートトレーニングで鍛えました。西日本インカレでは当たり負けや走り負けをしなくなった」とフィジカル面の強化に成功。「最後まで走りぬく姿を見てほしい」と1部昇格への手ごたえをつかんでいる。

 関西学生サッカー連盟4部Bリーグで前期(春季)リーグ2位(7勝1敗)のサッカー部(男子)はチーム一丸となって3部昇格を目指す。同学科2年の島侑哉さん(香川県丸亀市出身)は「後期は上位のAリーグで戦える。チームとしての戦術はできているのであとは個々の力でボールを奪い、得点シーンを増やしていきたい」と言葉に力を込める。

 男子バレーボール部は関西大学連盟3部春季リーグ6位で3部残留。同4部春季リーグで7戦全勝して優勝し、3部昇格を果たした女子バレーボール部とともに秋季リーグでは2部昇格を念頭に入れて戦う。男子の同学科1年の杉山修一さん(京都府福知山市出身)は「チームの団結性を高め、つなぐところや声掛けなどチームの良いところを出していきたい」と意欲を見せた。

 リハビリテーション学部のDPLS部(防災救命クラブ)は後期に行われる学内のグループワークコンテストで最優秀賞を獲得するために日々の活動に力を入れている。昨年は3位にあたる特別賞、2年前は2位に食い込んだが、最優秀賞には届かなかった。同学部2年の須山祥多さん(岡山県赤磐市出身)は「今年こそ1位を取りたい。資料作りをしっかりやり、発表の場で身振り手振りのほか視線もしっかりやってアピールしたい」と準備と研究に力を込めている。

 留学生会は8月に行われた「東灘区夏休みこどもいろいろ体験スクール」に参加して小学生らと交流するなど本学を代表して地域貢献に努めている。経済経営学科3年の葛仁鵬さん(中国出身)は「後期も留学生にキャンパスライフを楽しく過ごしてもらいたい。日本人学生との交流がもっとできるようにしていきたい」と話した。

 11月の大学祭「神国祭」で2000人の入場者を目指す学生会は、新たな取り組みとしてスポンサー制を導入する。パンフレットに学生のアルバイト先の会社名を載せて協賛金を集め、アーチストやゲストのグレードアップを図り、集客力を高めるのが狙いだ。同学科3年の中島公輝さん(鳥取県出身)は「七夕祭(7月)の1700人を超える人を集めたい。キッチンカーを1台から3台に増やし、模擬店も日本人学生のブースを増やしていきたい。高い目標を掲げたことで学生会メンバーの結束力も高まっています」と実りの秋を目指している。