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ラグジュアリーホテルの様々な気遣いに触れる
経済学部4年が神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで
経済学部の鍋嶋正幹准教授が教えるホテルオペレーションAの授業で学んでいる同学部の4年生13人が6月25日、神戸市東灘区の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの施設を見学した。ホテル産業への就職を希望する学生は「利用者のニーズに合わせて客室をリノベーションするなど、利用者への気遣いがいたるところで感じられた」とうなずいていた。
同ホテルは神戸港と六甲山を見渡す海上都市の六甲アイランドに立地する。ミシュランガイドで「最上級の快適」を示す4パビリオンを獲得した神戸市を代表するラグジュアリー(最高級)ホテル。総支配人室の西橋悦室長に案内されて学生たちがまず訪れたのは21階にある展望レストラン。港や神戸市内の夜景を楽しみながらフランス料理か鉄板焼きで舌鼓を打つことができる。「同じフロアにダイニングと鉄板焼きがあるのに驚いた」という学生も。10~28人用の個室も用意されている。

続いて16のタイプがある客室へ。露天風呂付和室は琉球畳が敷かれ、ホテルの一室とは思えない雰囲気だ。デラックスツインの部屋を希望する利用者が多く、ダブルベットの使用をやめて部屋をリノベーション。全268室中123室を用意してニーズに対応している。海側、山側で変わる外の景観もリピーターには楽しみの一つになっている
高松市出身の溝渕凛さん(21)は「いろんな種類の部屋があり、お客様がどういう部屋を希望するかを参考にしてリノベーションもしている。高級ホテルなのに利用者に寄り添っているところがすごくいいなと思いました」と感心する。さらに「レストランにはいろいろな席があり、プロポーズだったり、2人の記念日だったりとニーズに合わせて用意しているのもよかった」とおもてなしの対応にも頭を下げていた。
ホテル敷地内の地下1600㍍に温泉が最多で毎分400リットル湧き出ている。その豊富な湯量を利用した温泉施設があり、宿泊客だけでなく、日帰りでの利用も可能。源泉かけ流しの天然温泉を楽しんだ後は併設しているリラクゼーションスペースで心の疲れもいやしてくれる。ペットの犬や猫を預かる施設「シェラトンドッグ」もあり、家族全員でラグジュアリーな空間を堪能できる。

ホテル産業への就職を希望している経済経営学科の長田颯太さん(22)=静岡県湖西市出身=は「この島に温泉があることに驚きました。温泉は好きなのでぜひ利用したい。入浴前後にリラックスできるスペースもしっかりできている。すべての施設が利用者の方を向いて作られている。その気遣いがすごく勉強になりました」と言葉に力を込めていた。