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デフサッカー体験イベントに本学学生がスタッフとして参加しました
2024年3月20日㈬、神戸国際大学体育館にてデフサッカー体験イベントが開催され、本学学生がスタッフとして参加しました。
「デフサッカー」とは聴覚障害者のサッカーであり、競技中は補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないサッカー」の愛称で呼ばれており、試合中はアイコンタクトや手話でコミュニケーションを図るという特徴のある競技であり、今回は株式会社パソナグループが主催となり、『デフサッカーの世界を体験!一緒にチャレンジしよう!!』というタイトルで障害者スポーツの理解促進と発展を目的に、健常者・聴覚障害を持つ小学生を対象にしたデフサッカー体験教室が開催される運びとなりました。



当日は近隣地域からの参加者約20名に加え、Cento Cuore HARIMA、大阪アジアンタールFC、SWH西宮Futsal Clubといったサッカーやフットサルのクラブの選手たちがサポート役として、そして本学リハビリテーション学部生9名が運営スタッフとして参加するなど大変賑やかな雰囲気の中でのイベントとなりました。
参加者や選手、学生スタッフたちにも聴覚障害やデフサッカーの環境を理解してもらえるようにイベント中は皆、耳栓を装着しながら各種アクティビティに挑戦しました。更に会場には手話通訳者が臨場したり、指文字の表が壁面に掲出されるなどスポーツを通じて簡単な手話や指文字を楽しく学べる環境が作られました。

来場者にご挨拶


早見表を壁面に掲出しました
イベントではまず、ボールに触れる前に参加者全員で「聴覚に頼らない伝言ゲーム」を行い言葉に頼らず自分の意思を伝えることや、相手の意図を汲み取ることの難しさを体験しながら参加者間の仲を深め、その後はCento Cuore HARIMAや大阪アジアンタールFCの選手たちが中心となり、耳栓を付けた状態でボールを蹴る動作を加えたミニゲームを実施したところ会場は大変盛り上がりました。


空書で伝えます



特徴などを説明します

簡単なあいさつの手話を学びました



≪参加者の声≫
【参加者の感想】
小さいころからサッカーを習っていて今回のイベントが楽しそうだと思い参加しました。耳が聞こえない状態では普段とは違うことに気をつけてプレーしないといけないのでとても面白かったです。
(小学校3年生/男子)
【保護者の方の感想】
ジェスチャーや口話などで耳が聞こえない状態でもコミュニケーションをとる手段がたくさんあることを子ども自身が楽しく体験できたのが一番よかったと思います。これからも本人が好きなサッカーを通して、色んなことに興味を持って欲しいと思います。

≪参加学生の声≫

普段は理学療法士になるための勉強をしていますが、実際に手話を学んだり聴覚障害の方とコミュニケーションをとるような機会は少ないので貴重な体験となりました。今後も様々な障害の方と接することでその特性を勉強し、将来に活かせるように取り組んでいこうと思いました。
(リハビリテーション学部/1年生/男子)
たくさんの子供達に囲まれて元気を貰う事ができました!聴覚障害者の方とも接する機会があり、手話を教えて貰ったりと凄く濃い時間になりました。耳栓を付けてボールを蹴ったのですがそれだけでも聞こえにくく凄くストレスだったので、聴覚障害者の方々も凄く大変な思いをしてるのかなと思い、少しでも過ごしやすい社会になっていけば良いな、何か助けになれれば良いなと思いました。
(経済学部/3年生/土井 康太朗さん)
※土井さんは今回のイベントに参加して頂いたフットサルチーム・SWH西宮で選手として活躍しています!
