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ファッションビジネスコースのゼミ生が老舗帽子店「マキシン」の工房を見学しました

12月20日(水)、山本ひとみ教授が担当するゼミナールⅡの野外講義で、神戸の老舗帽子店「マキシン」の工房を見学しました。

株式会社マキシンは、1940年創業の老舗企業ですが、現在は「帽子事業」「企業制帽事業」「通販事業」「ライフスタイル事業」と幅広く手掛けておられ、革新的な会社です。

最初に商品企画、製作、商流などのレクチャーを受け、その後工房を見学しました。皇室御用達の職人技を目の前で見せていただき、ものづくりの奥深さを実感することができました。

商品企画、製作、商流などのレクチャーの様子
帽子を作る過程の見学
職人技に驚き
蒸気で帽子を定型する技術の説明
エレガントで芸術的なデザインの作品を被せてもらいました
貴重な記念写真

経済学部ファッションビジネスコースの山本ひとみ教授のコメント:

 ゼミ生にとって初めての工房見学だったため、最初は少し緊張気味でしたが、 幹部の方々や職人の方々のご丁寧な対応で、だんだんリラックスできたようです。工房では、職人技を目の前で見ることができ、学生たちは驚いたり、感動したりしていました。

 株式会社マキシンには、本学の学生を迎えるために、資料やパンフレットなどのご準備をしてくださり、大変感謝しております。何よりも、お忙しい中、皆様が温かく迎えてくださったことが大変うれしく思いました。改めまして心より御礼を申し上げます。

参加学生の感想:

大西  さん

最初のレクチャーを聞いて、商品を売って利益を得るまでの期間で場所によって利益に差が出るので、売りたい時には場所や百貨店の納入率なども考えて売っていかないといけないということが勉強になりました。

工房内は、ミシンや帽子の木型が多くあって一つ一つ細かいところまで手作りしてるんだというのを感じました。また、お値段の高い帽子を被らさせて頂きましたが、普段絶対かぶらないようなものを被ってみてすごく軽かったのが印象的でした。それと、マキシンではSDGsにも貢献していることを知りました。例えば、「型抜きする時に切った帽子の端っこもリボンにして飾りにする」「ミシンは今どきのものを使ったりせず1本で縫うものを使っていて、その特徴は修正したいところまで戻るところができる」といったことでした。

今別府  さん

帽子を作る過程を初めて見たのでとても印象的でした。特に蒸気で温めてから伸ばしているところを見て、あそこまで自由自在に伸ばすことができるのかと驚きました。また、一つ一つ手作業でやっていることがとても価値のあることだと感動しました。20年以上も経験がある職人さんの作業を見ると、とても器用で一見簡単そうに見えましたが、実際はとても高い技術を習得されていることが理解できました。

今津  さん

ひとつの帽子を作るのに、たくさんの製法、人が関わって手間ひまがかかっているのに感動しました。またオーダーメイドの際はお客様一人一人に寄り添って形や要望を聞き、心がこもっていると思いました。 見学するまでは、もっと古き良き昔からの文化や伝統だけを大事にしている会社だと思っていましたが、実際は現代のトレンドやカラーをしっかり意識していたり、思っていたよりも現代文化に合わせて商品を作っていることがとても良いと感じました。