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防災救命クラブ(DPLS)が住民団体と連携して乳幼児の家庭内事故対応の勉強会を行いました

2023年2月13日㈪防災救命クラブ(以下DPLS)が六甲アイランド内の住民団体「ママカフェスマイル」の皆さんを6号館実習室に迎えて、乳幼児の家庭内事故対応に関する共同の勉強会を行いました。

ママカフェスマイルは六甲アイランドにお住まいの主に小学生以下のお子様がいらっしゃるご家庭の皆様で構成されていおり、積極的な地域行事への参加等を行っている住民団体で、この度は小さなお子様の家庭内での転倒事故や誤飲等の事故が起こった際の対応法を救急法の観点から学ぶということで、DPLSとの共同という形となりました。

まずは成人サイズの模型を用いて、DPLSの部員が心配蘇生法のデモンストレーションを行ったあとで参加者の皆さんにも基本的な心肺蘇生法の手順と方法についての練習を行い、その後は幼児、乳児といった実際のお子様にあわせたサイズの模型を使っての訓練を行いました。

普段の講習会や勉強会では成人を想定としたデモンストレーションが多いDPLSの部員にとって乳幼児の心肺蘇生については貴重な経験であり、参加者と一緒に方法を勉強する場面も多く見られました。また、会の終盤では家庭内の乳幼児の事故事例として最も多いものの一つとされる誤飲への対処法について実技を交えた練習が行われました。

参加者からは「AEDの講習などの機会はこれまでにもあったが、子どもを対象者にした訓練の機会は少なかったため大変勉強になりました。」「(子どもの場合)なんでも口に含んでしまうので、誤飲に関しては注意していても起こりうる事故なので練習をすることができたのは嬉しい」といった声が聞かれました。

今回の連携のように、DPLSではこれからも幅広い年齢層やニーズに合わせた心肺蘇生法等の講習を行っていきます。

【DPLS部員の声】

これまでDPLSでは高齢者の方、高校生、ボーイスカウト等幅広い世代の方々に講習を行ってきましたが、乳幼児がご自宅にいらっしゃるお母様方に対しての講習ははじめての経験でしたので、大変緊張感がありました。私たちは実際に乳児を抱きかかえたりする機会も少ないので、どのようにして抱えるのが安定するのかなどは逆にママカフェの皆さんに教えて頂くなど、私たちにとっても学びの多い一日となりました。今回、心肺蘇生法は様々な人や団体に必要とされていることを改めて理解したので、引き続きその普及に貢献したいと考えています。(DPLS部長:松本 悠希)