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2022年12月10日㈯ミカエルホールにパラ卓球日本代表・別所キミヱ選手と兵庫県障害者スポーツ協会・ひょうご障害者スポーツ指導者協議会代表の増田和茂氏をゲストにお迎えして「KIUユニバーサルスポーツトークライブ」を開催いたしました。

今回のトークライブは大学スポーツ協会（UNIVAS）より令和4年度 「大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出支援事業」として採択された事業であり、神戸市東灘区・六甲アイランド等大学周辺地域住民と本学学生に対してのパラスポーツ普及と各種障害理解啓発のために企画・開催されたもので、当日は学生、教職員と一般来場者合わせて50名以上が参加しました。

イベントの第一部は別所選手と増田氏によるトークショー形式で進行し、アスリートとしての心境や国際大会での経験談、各種メディアに出演した際の思い出話などの輝かしい実績の話から、ご自身に降りかかったスランプやアクシデントへの向き合い方、それを乗り越えたご経験まで「困難をプラスの力に」変え続けたエピソードが次々と紹介されました。

今回は中級障がい者スポーツ指導員資格の養成校として認定されているリハビリテーション学部の学生が多く参加していたこともあり、別所選手ご自身が交通事故に遭われた際のケガから復帰するまでのリハビリの過程など「リハビリを受ける側の視点」「リハビリを受けるアスリートの視点」を交えながらご紹介して頂き、学生らはその貴重な体験談に耳を傾けていました。

会場を体育館へ移しての第二部では実際に別所選手の指導による車いす卓球体験会が開催されました。体験会を前に別所選手による競技デモンストレーションが行われ、正確無比なラケット捌きから繰り出される強烈なスマッシュ等を実際に生で目にした参加者から大きな拍手が送られました。中でも数多の世界の強豪を制してきた別所選手の得意技である「バタフライショット」と呼ばれる巧妙なショットには大歓声があがりました。

締めくくりはイベントの準備と運営に携わった学生スタッフからイベント前々日にお誕生日を迎えられた別所選手に向けて花束とプレゼントが贈呈され、盛況のうちにKIUユニバーサルスポーツトークライブは終了しました。

今回のトークライブのようなイベントをはじめパラ競技体験会などの企画等、神戸国際大学ではリハビリテーション学部を中心に地域におけるパラスポーツの普及や各種障害の理解に向けた取り組みをこれからも続けてまいります。

【参加者の声】

• 今まで出来たことが出来ないことの辛さを知りました。「死について…動けないから死ねなかった」別所さんの言葉に感動!強い言葉です。感動しました。 （一般来場者/男性/60代）
• 色々と大変なご経験をされているはずなのに「今が楽しい」と思えるところが本当に素晴らしいと思いました。（一般来場者/女性/50代）
• 別所さんの生き方の話を聞いてどん底からでも前を向き行動すれば必ず成功するんだなと気づけた。私にはない部分なので、理学療法士になれるよう行動力を身に付けようと思うきっかけになりました。（リハビリテーション学部生/女子）
• 大変興味ある面白いイベントでした。KIUならではのイベントと感じた。一般の人も参加できありがたい。是非色々と企画をお願いしたい。（一般来場者/男性/40代）