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飲食産業論にてゲストを招いて特別講義が行われました

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科のプロゼミ(担当:服部淳一専任講師)において、(株)ARIGATO-CHAN 代表取締役社長であり日本酒の歴史や伝統文化、魅力を世界に向けて発信する「灘五郷酒所」に経営だけでなく、調理や接客にも関わっておられる坂野雅氏に特別講義をご担当頂きました。

飲食産業をテーマにした今回の特別講義で講演いただいた坂野雅氏は、“ありがとう” を切口に、ライフスタイルや地域の魅力に焦点を当てたプロモーションを行い、地域活性化に繋がる多彩なプロジェクトのディレクションや企画立案など、幅広く携わっており、特に神戸に強いこだわりをもち、神戸のランドマークであるポートタワーを利用した数々のイベントや今まで開催した事業をスライドやビデオを使ってわかりやすく紹介いただきました。

仕事をする上で、大切なのは周りの “人との繋がり” 。この “人との繋がり” や縁が、どんどん広がり、周りの人も巻き込んでいろいろなものにチャレンジしていく。好奇心を旺盛に、おもしろいこと、興味のあることに熱量を持って取り組み、その思いが他の人にも伝わり、成功に導き、思いがあれば実現できる。そんな坂野雅氏のルーツや大義、情熱、意気込みが伝わる講義となりました。

「灘五郷酒所」はおいしい料理やお酒を提供するのはもちろん、「灘五郷」が世界一の酒産量を誇る日本酒の産地であることをイベントやワークショップ、セミナーなどを通して世界に発信し、神戸のブランドを今以上に高めていきたと熱く語られていました。

講義の最後には参加した一人ひとり学生に、ポートタワーをデザインしたボトル“nunobiki no mizu”を手渡し、声をかけられていました。

講演後、坂野氏は「コミュニケーションをとることが大事なので、こちらが一方的に話すだけでなく、学生と会話のキャッチボールができたなら、もっと面白い講義ができたのにという思いです。この講義を聞いて “自分がおもしろいと思うことは、情熱を持って、周りを巻き込んで進めることが大切だと実感してほしい。”」と話されていまいした。

■担当教員のコメント:

 今回ゲストとしてお招きした坂野さまは、飲食施設の運営だけに留まることなく、神戸が世界に誇る酒文化の魅力発信や、地域コミュニティの連携サポートなど、さまざまな視点からビジネスを展開されています。今回の講義を通して、飲食ビジネスの面白さ、そして、周囲を巻き込む熱量、行動することの大切さなど、いろんなことを学び取ってもらえたらと思います。

■参加学生のコメント

 私は生まれた時からずっと神⼾で育っていたのに初めて知った神⼾の魅⼒なども多く、神⼾っていいな と改めて思えるお話でした。また、「ありがとう」 「当たり前」のイノベーションという新しい発想は すごく素敵で神⼾以外にも沢⼭広まって欲しいなと感じました。1⼈のお話だとは思えない位のボ リュームで、本当に様々な内容の事業に携わってお られて、聞いていてとても楽しい授業でした。視野が広がるようなお話を沢⼭ありがとございました︕


 思いがあれば実現出来るという⾔葉がとても⼼に響きましたし、それを有⾔実⾏されている坂野さんがとても凄いことだなと 思いました。私もこの⾔葉を胸にやってみたいことをやれるように頑張りたいと思います︕


 坂野さんが⼈の繋がりから神⼾を盛り上げたいという思いでこんなにも多様なプロジェクトを企画できる発想⼒がとても魅⼒的だと思いました。何気なく⾒ている物や街にもひとつひとつ物語が詰まっているのだと気付かされ、将来を考える上でも参考にさせて頂きたいと思います。