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2020年度後期の授業実施方法見直しについて

在学生・保護者の皆様へ

神戸国際大学
学長 辻󠄀 正次

在学生・保護者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症により様々な制限がある中での学生生活となり、多大なご不自由・ご心配をおかけしております。

さて、8月18日付で「2020年度後期オンライン(遠隔)授業実施について」によりお知らせしておりましたが、9月10日に実施いたしました本学の新型コロナウイルス感染症に関する危機管理委員会において、一部の授業を対面にて実施することを決定しましたことをお知らせいたします。

発表当時の兵庫県や神戸市内では、感染再拡大の傾向があり、さらに大学生を含む若年層の拡大が顕著であったことから、本学では原則全ての授業をオンラインで実施することとしておりました。

しかしながら、その後の感染状況の変化やキャンパス内での安全確保、授業だけでなく学生生活の影響を鑑み、対面型授業の実施について検討を続けてまいりました。後期の授業につきましてはそれらを踏まえ、本学の少人数制の教育環境を生かしながら、対面とオンラインの併用により後期の授業を実施いたします。

■後期授業の対面・遠隔授業の併用方針について
後期の授業については予定通り9月24日(木)より実施いたします。ゼミナールや研究法セミナーなどの科目をはじめ1年次の大学基礎論などは前期に引き続き対面にて授業を行い、受講人数の多い科目等はオンライン授業を継続いたします。

また、一部科目については対面で授業を行いますが、感染状況や受講者の状況を踏まえ、教員の裁量によりオンラインで実施する場合がございます。そして、海外から入国できない留学生などに向けて、引き続きオンライン講義により、受講できるように配慮いたします。

なお、上記方針については、今後の新型コロナウイルス感染症の状況に応じて、変更する場合もございます。

■後期の授業実施・学生生活にあたって
対面・オンライン授業の併用にあたり、時間割等については配慮したうえで決定いたします。また、学内にてオンライン授業を受けるために、マルチメディア自習室や教室のWi-Fiを活用していただけるようにいたします。

オンライン授業の実施にあたっては、前期に引き続きeラーニングシステムMoodleを使用いたします。オンデマンド型の授業では、何度も繰り返して見ながら学ぶ事ができる利点を生かし、理解を深めていただけるように授業の方法や教材を工夫します。また、zoom等を活用した授業では、オンラインであってもディスカッションやプレゼンテーションの機会を充実させ、対面形式と同様に少人数制教育を活かした授業を進めてまいります。

さらに、授業だけでなく様々な学生生活の支援も継続して進めてまいります。履修指導やレポート・論文作成支援、特に新入生を対象とした友人作りや学内交流の機会となるイベント実施、海外学生との交流や、就職活動支援、資格取得対策講座、クラブ・サークル活動など、オンラインを活用することや安全を配慮した形式で実施いたします。

図書館やマルチメディア自習室、体育館・トレーニングルームなどの大学施設に関しても、感染防止対策を講じた上で可能な限り学生の皆様に開放いたします。

■学費(学納金について)
授業料・施設拡充費および設備維持費については、在学期間全体で必要な費用として各年次に平準化しています。また施設に関しても、長年にわたる多くの卒業生・在学生の皆様からお納めただいた納付金について、学習環境・設備を維持・充実するために充当しています。今後も、遠隔授業実施に係る環境整備だけでなく、計画的に施設設備の整備を進めてまいりますので、ご理解のほどお願いいたします。

また、これまで緊急学生支援策として、申請者に一律3万円を支給し、貸出用ノートパソコン(台数限定)の導入、学内でのアルバイト等の支援を実施してきました。後期でも、神戸国際大学が目指す教育を継続してまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(別紙)学費(授業料・施設拡充費および設備維持費)

■最後に
在学生・保護者の皆様におかれましては、引き続き安全・健康にお過ごしください。また、一人暮らしをしている学生の中には、先日の遠隔授業実施方針により自宅への一時的な転居などを検討している方もいらっしゃるかと存じます。方針の変更によりご不便をおかけしておりますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

今後とも大学生活におけるご意見などございましたら、ぜひ大学までご連絡ください。ウィズコロナの新しい日常の中で、皆様の学生生活充実のために本学教職員一同は引き続き全力で取り組んでまいりますので、何卒ご理解、ご協力をお願いいたします。