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ユニバーサルスポーツを体験しながら、SDGsを学ぶ「ユニバーサルスポーツ体験ラリー」を実施しました

神戸国際大学は、老若男女・障がいの有無を問わず楽しめるスポーツ(ユニバーサルスポーツ)について学ぶだけでなく、地域の方や子ども向けの啓発イベントを実施しています。

2022年5月29日(日)に神戸市北区のしあわせの村多目的運動広場において、「ユニバーサルスポーツ体験ラリー〜すべての人に健康を、誰にでもできるスポーツ体験~」を実施し、336名の方にお越しいただきました。

このイベントはSDGs項目の一つである「3.すべての人に健康と福祉を」の理念のもと、老若男女・障がいの有無を問わず楽しめるスポーツ(ユニバーサルスポーツ)を来場者がラリー形式で体験しながら競技の理解、障がいの理解を深めることを目的に実施しました。

来場者は、フライングディスク、ボッチャ、車いすスラローム、誰でもバスケットボールの4種目を体験することができます。さらに、すべてを体験するとプレゼントがもらえるイベントで、皆様に楽しみながらユニバーサルスポーツについて親しんでいただきました。

【フライングディスク】

5メートル先のゴール(丸い輪)に向かってディスクを投げる競技。10枚投げて何枚入るのかを競います。

【ボッチャ】

目標球(ジャックボール)と呼ばれる白いボールに向かって、赤や青のボールを投げたり、転がして近づける競技です。

【車いすスラローム】

車いすを使って、コースの指示にしたがい前進や後退、旋回しながらスピードを競います。

【誰でもバスケットボール】

聴覚に障害があっても楽しめるよう、鈴がついたゴールに向かってフリースロー。目をつぶってゴールできるか感覚を楽しみます。

イベントは学生が中心となり運営しました。授業でユニバーサルスポーツを学ぶリハビリテーション学部から37名、経済学部12名(うち、留学生7名)が参加しました。

12時から15時まで開催でしたが、会場前からたくさんの人にお集まりいただきました。来場者は、受付後はそれぞれ好きな競技に参加しスタンプを集めました。多くの子どもたちにとって初めて挑戦するユニバーサルスポーツでしたが、みな学生の説明を聞きながら楽しそうに体験いただきました。

また、今回は追加プログラムとして、「世界のスポーツにチャレンジ ジェンズ(ダーカウ)体験」も行いました。中国とベトナムの留学生スタッフが中心に、両国で親しまれている羽根蹴り遊びをしました。

子どもたちの真剣な表情で体験しながらも、家族や学生と盛り上がり、それぞれの種目を楽しむ様子が伝わってきました。

■来場者コメント

まだ小さくユニバーサルスポーツも初めてでしたが、学生の方にサポートしていただき楽しそうにしていました。親子で一緒に楽しむことができて良かったです。(神戸市西区・6歳と3歳の保護者)

チラシを見て参加しました。特に車いすスラロームを楽しかったようです。英語を習っている子どもにとって留学生と交流できたのも良い機会になりました。(神戸市北区・小学校4年男子の保護者)

ボッチャは家族で練習していて、学生さんと勝負できてとても楽しかったです。ユニバーサルスポーツの楽しさを知ってもらうために、若い人の力で広げて欲しいですし、続けてほしいと思います。(神戸市北区・小学校2年女子の保護者)

■参加学生コメント

今回で5回目のボランティアになりました。入学した時から参加したかったですが、コロナの影響で参加できず、今年度になってから挑戦しています。ボッチャを担当しましたが、経験者のご家族との対戦は周りも巻き込みすごく盛り上がり、自分自身も競技の楽しさをより感じる機会になりました。これからもこのようなイベントに参加したいと思います。

リハビリテーション学部 理学療法学科
3年 森 康太さん

車いすスラロームの担当をしました。小さい子どもが不慣れな車いすを扱うことでけがをすることや、こちらが動かすことで不安に感じないように意識しながらサポートしました。ユニバーサルスポーツに関心を持ってもらうためには、楽しんでもらうことが一番大切だと考えていたので、体験後に「楽しかった」と笑顔で言ってくれるのはとても嬉しかったです。

リハビリテーション学部 理学療法学科
2年 原田 雅泉さん

ベトナムでは体育の時間にみんなでやっていた、すごくなじみのある遊びです。これを日本の子どもたちが楽しそうに挑戦していて、笑顔がたくさん見られて幸せになりました。天気が良く暑かったので、熱中している子たちがしんどくならないように気をつけていました。自分もすごく楽しかったので、またボランティア参加したいです。

経済学部 日本語研修プログラム
グェン フィ アインさん

受付として自分が楽しみながら雰囲気をつくることを意識しました。スタンプが貯まった子どもたちが、笑顔でプレゼント交換に来られるのが印象的でした。目や耳が不自由な方もお越しいただき、皆が楽しめるイベントの良さを感じました。今回のイベントやプレゼントを通して子ども達にSDGsのことをもって知ってもらえると嬉しいです。

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
2年 木村 真子

しあわせの村を運営する公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会の運営企画本部係長 山岡陽子氏より、「たくさんの市民に参加いただいただけでなく、神戸国際大学の学生の方にお越しいただき、交流いただけたのが嬉しいです。高齢者や障がいのある方など、誰もが参加できる企画が素晴らしく、市民福祉の理念を学生の皆さんが実現してくれています。今後もこのような取り組みを続け、広がると良いと思います。」とコメントいただきました。

多くの方に体験いただいたこのイベントの様子は、サンテレビでも放送されました。神戸国際大学では今後もユニバーサルスポーツに関する啓発活動や地域向けイベントを行います。

2022年6月12日(日)には、大学体育館においてユニバーサルスポーツ「卓球バレー」の体験会も実施しますので、ぜひご参加お待ちしています。(詳細

なお、このイベントは「SDGsプロジェクト in しあわせの村」の事業として開催し、神戸市および公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会の共催のもと実施いたしました。

また、日本生命保険相互会社 神戸支社、マーケティングオフィスKMP、特定非営利活動法人 えびすバスケットボールクラブ、神戸国際大学学術研究会よりスタンプラリーのプレゼントや、運営協力の協賛をいただきました。
神戸国際大学一同、心より御礼申し上げます。

■リンク

しあわせの村
公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会
日本生命保険相互会社
マーケティングオフィスKMP
特定非営利活動法人 えびすバスケットボールクラブ
神戸国際大学学術研究会