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防災救命クラブ(DPLS)による、新入部員向け救急法講習会を実施しました。

神戸国際大学防災救命クラブ(DPLS)では、今年度入部した新入生を対象に7月23日と8月10日の2回にわたり、救急法講習会を実施いたしました。

防災救命クラブでは活動の一つとして、ケガの応急手当てやAEDの使用方法などの講習を、在学生や地域の方を対象に実施しています。新型コロナウイルス感染症の影響により、新入部員の募集や日々の活動はzoom等オンラインを活用して行なっておりました。この度、今年度初めての対面式の活動として、インストラクター資格を持つ在学生によるケガの手当て講習会と普通救命講習を行い、新入生が受講しました。

感染防止のため3密を避けた環境の中で実施された応急手当の講習は、一人で行うことができる止血、包帯、三角巾処置が中心となるプログラムで実施されました。また、心配蘇生の練習用人形を用いて実施する普通救命講習では、使用のたびにアルコール消毒をしながら、胸骨圧迫やAED使用に関する練習を行いました。

参加した新入生部員は、「技術だけでなく、救急隊が到着するまでの間の一次救命処置がいかに重要で、傷病者を助けるためには正確な判断と、冷静な対応が求められることを学びました。実際の現場では出血や怪我の状態、周りの状況により講習通り実施することは難しいかもしれませんが、今回学んだことを冷静に対応できるよう、様々な現場を想定し、練習を重ねていきたいです。(1年生女子)」や、「理学療法士を目指す上で役立つ心構えが身につき、様々な経験ができればと考えて防災救命クラブに入部しました。今回、オンラインだけでは分からない、包帯の巻き方のポイントなど、難しい部分を直接学ぶことができて良かったです。まだまだ練習が必要ですが、しっかりと救急法の啓発活動ができるよう、勉強をしていきたいと思いました。(1年生女子)」とコメントしています。

また、インストラクターとして参加した学生は、「オンラインではなく直接伝えることができたので、分かりやすく説明することができました。今回、1年生と講習の内容だけでなく部活動全体についても話をすることができて良かったです。今後に活動に向けて準備していきたいと感じました。(3年生女子)」や「講習を通して、自分自身の知識などについても振り返る機会になりました。現在の状況では頻繁に対面で講習を実施することは難しいですが、少ない機会でも充実したものにしていきたいです。(3年生男子)」と振り返っています。

防災救命クラブの顧問で、リハビリテーション学部教授の小枝先生は、「今年は感染拡大防止の観点から、学生たちの活動は制限されている状況です。今回のような講習だけでなく、年に数回地域の高齢者を対象に実施している、病気やケガの予防を目的とした健康体操講習会なども開催できていません。学生たちは、日々のミーティングをオンラインで行い、健康体操講習などは、トレーニング方法を手紙などでお伝えしているようです。今回、実施するにあたり消防署にも相談しながら感染対策を行なった上で講習会をすることができました。今回の経験を生かし、地域の方を対象としたウィズコロナでの講習会ができるようにしていきたい。」とコメントしています。

■リンク
防災救命クラブ(DPLS)