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経済学部の上田ゼミにおいて、2~4年生の合同ゼミナールを行いました。

2020年7月6日(月)に、経済学部の経営学を専門とする上田恵美子准教授のゼミにおいて、2~3年生合同のゼミを開催いたしました。通常のゼミナールの授業は、学年ごとに別々で開講されています。しかし、この日は3・4時間目を利用して、学年を越えて授業を行いました。(授業は対面式で実施したため、密を避けて大教室を利用しました。)

この合同ゼミは、学年を越えてゼミ生の交流を深め、4年生の留学や就職活動などの体験を2・3年生に共有することを目的に実施されました。4年生によるプレゼンテーションが中心に授業は進められましたが、司会進行も学生が行い、新型コロナウイルス感染症の影響で日本に入国できていない学生はZoomで参加していました。また、授業の途中には交流の深い福岡大学の学生とオンラインミーティングを行い、今後のプログラムについて共有しました。

「国際交流」をテーマに発表された最初のプレゼンテーションでは、カンボジアに行き挑戦した実践型海外インターンシップの経験から、自分たちが行った現地でのインターンシップ内容や、国際交流をする中で感じたこと、帰国後も行っていることなどが伝えられました。

次に発表された「インターンシップと就職活動のポイント」では、実際の就職活動の様子や、内定を得て会社を選択し、進路決定するまでの経緯、そして早めにインターンシップに参加しておいて良かったことなどが共有されました。

「福岡大学との交流」をテーマとして行われた発表は、福岡大学ベンチャー企業論阿比留先生のゼミとの交流を経て感じたことや、その経験をどう学生生活に生かしているのかについてのプレゼンテーションとなりました。

実際に釣り用ルアーの制作を行った「企業プロジェクト」型のインターンシップに関する発表では、取り組みの概要や公益財団法人尼崎地域産業活性化機構の主催するプロジェクト報告会でプレゼンテーションをした経験について紹介されました。

その他、ゼミのイベントやハロウィンプロジェクト、卒論についてなど様々などがありました。どの発表も笑いありのエンターテイメント性あふれたものでしたが、学生生活を充実させるために、国際交流や産学連携、他大学連携などの機会活用の方法、大学の制度を利用するためのアドバイスなど具体的な内容がふんだんに盛り込まれていました。

休憩をはさんでの180分の授業となりましたが、4年生たちは緊張しながらも自信をもってプレゼンテーションしていました。また、聞いていた2・3年生は時に笑いながらも、熱心に発表を聞いており、終了後は「国際交流の費用や不安について」「就職活動に向けた、インターンシップや自己分析の方法」などの質問がありました。

合同ゼミに参加した2年生は「就活のことなどたくさんのことを教えて頂けてよかったです。楽しそうに色んなプロジェクトをやっているのを見てこれからのゼミ活動が楽しみになったし、色んなことに挑戦したいと思いました。」「今回の4年生の発表は自分にプラスになる事ばかりで、これからの大学生活にどう活かすかすごく考えさせられました。ハロウィンなどのイベントにできるだけ参加して、ゼミの先輩ともっと仲良くなりたいです。」とコメントしています。

授業を実施した上田先生は、「4年生は、それぞれの体験を通じて、私が思う以上にいろんなことを学んだようです。プレゼンでは、その経験を2,3年生に活かしてほしいという4年生の思いが伝わり、2・3年生からは、プロジェクトやイベントに参加したいという声があがりました。私のゼミでは、今後も上級生が下級生を指導するという機会を増やし、プロジェクトやイベントを継承・発展させていきたいと考えています。

この取り組みにより、4年生は、指導するという立場に立つことで、これまでの自分の取組を客観的に捉えなおすことできました。それと、相手を説得するためのプレゼンテーション力が向上しました。このような結果を問われるプレゼンテーションの機会は、学生生活のなかではあまり多くありません。

他方、2・3年生は、4年生からいろんな情報を得ることができました。「学生は学生の言うことを一番よく聞く」と福岡大学の阿比留先生がおっしゃっていましたが、本当に熱心に聞いていました。さらに彼らは、4年生になった時は自分がプレゼンする側になる、という心構えができたようで、今後の活動の変化に期待しています。」と講評しています。

■リンク
経済学部 経済経営学科 経営コース
・【NEWS】企業インターンシップ成果報告会(2020年2月25日更新)
教員紹介:上田恵美子