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ホテル産業論の授業において、ウェスティンホテル大阪様の特別講義を行いました

経済学部を対象としたホテル産業論(担当:服部淳一専任講師)の科目において、ウェスティンホテル大阪人事部課長の植村守氏による特別講義を行いました。

ホテル産業論の授業では、ホテル産業に関する理解を深めるため、歴史や分類、運営形態、各部門の役割などの基礎的な知識から、直面する課題、企業の仕組みや取り組み、働く人たちのやりがいや魅力などについて体系的に学習しています。

このたび、2021年12月17日(金)に実施された特別講義では、ホテル事業の採用や異動に関わる人事の視点から、「どのような人材が必要とされているか」についてお話いただきました。

初めに、植村氏の経歴とともに、その時々のエピソードが紹介されました。おもしろい話の中に、ホテルビジネスに関わる人材として必要な考え方について説明され、学生たちは一気に話に惹きつけられていました。

その後、ウェスティンホテル大阪の紹介がありました。ヨーロピアンクラッシックとジャパネスク”安土桃山時代”の融合をコンセプトに、アートと歴史が感じられるラグジュアリーホテルとしての魅力や、そこで開かれるイベントについて学びました。

また、そこで働く一流のスタッフについてお話いただきました。仕事上のエピソードや、考え方について具体的にお話があり、最高のおもてなしと、それを支えるホテルの内側を知ることで、ホテルビジネスについて理解を深めました。

さらに、スタッフに向けた研修制度やサポートする仕組みについて紹介いただきました。学生たちは、「なぜそのような研修があるのか?」を理解し、「どのような人材がホテルに必要であるか」ついて、実際の業務を意識しながら学ぶことができました。

その後の質疑応答では、採用に関することや、学生時代にやっておいた方が良いこと、働き方などの質問があり、一つひとつに丁寧に回答いただきました。

受講した学生は「授業を聞いてホテル業界を目指す思いが、より強くなりました。そしてアルバイトの仕事に対する考え方も変わりました。(3年・男子)」「自分で考え、自分から動く、考動するという言葉がとても印象に残りました。自分から考え行動することは苦手ですが、社会に出る際には絶対に必要であると意識するようになりました。(2年・女子)」「お客さまへのホスピタリティは当たり前で、ビジネスとして捉える視点の大切さにあらためて気づきました。(2年・男子)」と授業について振り返っています。

服部淳一専任講師は「ホテル産業論では、ホテルと聞いて学生がイメージしがちな『最高のサービスや究極のおもてなし』といった消費者側からの視点ではなく、『ヒト・モノ・カネ・情報』といった経営資源について経営者側の視点から学ぶための講義を用意しています。ホテルの分類、運営形態、収益構造、総支配人や各部門(宿泊・料飲・営業・管理など)の役割といった、体系的なインプットの総仕上げとして植村様にお越しいただき、これまでのご経歴やお勤め先のホテルの紹介、人事の役割について詳しく伺うことで、理解が深まることを期待しています。」とコメントしています。

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