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防災救命クラブの学生が、兵庫県総合リハビリテーション・ケア研究大会において学会発表を行いました。

2020年10月4日(日)に兵庫県民会館けんみんホールにて開催された、第22回兵庫県総合リハビリテーション・ケア研究大会において、本学防災救命クラブ(DPLS:ディプルス)の学生が研究発表を行いました。

兵庫県リハビリテーション協議会が主催する今大会は、『本人の「したい・やりたい」を最期まで支えるために ~介護・終末期のリハ・ケアを考える~』をテーマに、「終末期・介護期におけるリハビリテーション」に焦点を当て、講演やシンポジウム、ポスター発表などが実施されました。

 

本学の学生たちは、過去に防災救命クラブに所属した卒業生にとって、高齢者などの健康増進を目的に実施している健康体操や、地域防災に関する啓発活動などの経験がどのような影響を与えているのかを調査した結果を発表しました。

 

当日代表して発表を行った3年生の女子学生は、「卒業生からのアンケートを集め、分析することはとても大変でしたが、良い経験になりました。先輩方の活動を振り返ることで、今後自分たちに何ができるかをあらためて考える機会となりました。

学会発表をするのが初めてだったので、前日までは少し緊張していましたが、当日は1年生部員も応援に来てくれてとても心強く、安心してまとめたことを発表することができました。また、発表後にいくつか質問をいただいたのですが、そこからアンケートの応用的な使い方を知ることができ、非常に勉強になりました。

今回、アンケートの分析に時間がかかってしまいしたが、今後このような機会があるときは、ポスターの見せ方などにももっと工夫をしていきたいと思います。」とコメントしています。

また、今回の大会に参加した1年生の女子学生は、「先輩の応援ができて良かったです。また、講演についても。在宅医療とリハビリの関係性について考えさせられる、非常に勉強になるものでした。具体的な症例などもたくさん出てきた難しい内容でしたが、理学療法士からの視点だけでなく、作業療法士、社会福祉士から見たリハビリテーションについても知ることができました。今後、自分が発表することも意識しながら、防災救命クラブを通して先輩たちのように経験を積み、学んで行きたいです。」と振り返っています。

顧問で理学療法士の小枝教授は、「学会での発表という貴重な機会は、学生にとって良い経験になったと思います。学生たちは悩みながらも努力していました。

また、参加した1年生部員も学会発表やポスター展示から学び、先輩の努力を目の当たりにすることで刺激になったと思います。クラブ活動を通して、『自分たちなら何ができるか』『何がしたいか』を考え、これから積極的に行動するきっかけになると良いと思います。」とコメントしています。

■リンク
兵庫県リハビリテーション協議会