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きれいな人工芝での練習に意欲も向上 自主トレ時間も増えて個々の強化も充実
人工芝グラウンドの完成に喜ぶ野球部の選手たち

本学の硬式野球部やサッカー部などが練習するグラウンドが人工芝にリニューアルされ、2月11日から使用が始まった。所属する阪神大学野球連盟の1部昇格を目標に掲げる野球部の選手たちは人工芝の感触を楽しむように練習に励んでいる。サッカーフィールドは102㍍×64㍍で公式戦が可能となった。しかし、グラウンドのサイズは変わらないため、野球の場合は一塁後方の右翼手のポジションが取れず、試合など実戦形式の練習を行うことはできない。それでも、選手たちは「新しい環境の中で、新鮮な気持ちで練習に打ち込める」と口をそろえる。シートノックなどの全体練習のほかは、何班かに分かれてグラウンド全体を使用してバッティングや守備の練習、ランニングやダッシュなどの強化練習に取り組んでレベルアップを図っている。
主将で学生コーチを務める榎並佑真(えなみ・ゆうま)選手=経済学部経済経営学科3年、大阪府堺市出身=は「いままでの環境と変わったので新鮮な気持ちで(練習に)取り組んでいます。練習へのモチベーションが全員高まりました」と白い歯をのぞかせる。練習開始前にグラウンドに現れる選手が増えたそうで「人工芝の上は気持ちがいいので、ストレッチなどを入念に行って練習に備える選手が増えました」と笑う。守備練習ではボールがイレギュラーなバウンドにならないため、怪我のリスクが軽減。「安全に練習できるので、基本にそった形で捕球したり、投げたりできる」と目を細める。全体練習後もグラウンドに残り、自主トレを続ける選手も多くなったという。

檞本選手
阪神大学連盟2部西リーグで、昨年の春、秋の2季連続3回目のベストナイン(指名打者部門)に選出された蘆田隼輔(あしだ・しゅんすけ)選手=同学科3年、京都府福知山市出身=は「いままでより野球に打ち込める」と喜んでいる。シートノックでは一塁を守る。「これまでならあきらめていた打球に対しても飛びついていけるので、あと一歩が出るようになりました。球際が強くなりそう」と守備力アップを期待する。左打者で左右の広角打法が冴え、昨年は春、秋のリーグで打率3割を超えた。砂ぼこりなどがなく「集中して練習に取り組める」という巧打者は「自主トレも意欲的にでき、1回でも多くバットを振ろうと心がけています。体力、技術力アップでこの春は最優秀選手賞(MVP)を狙います」と意欲を見せている。
グラウンド西南に隣接していたテニスコートを改造し、投球練習ができる屋根付きのブルペンも近く完成する。これには投手陣を代表して檞本涼乃介(くぎもと・すずのすけ)選手=同学科3年、神戸市出身=が「課題克服のために集中して練習に取り組める」と喜んでいる。昨春のリーグ戦で3勝を挙げて最優秀投手賞に輝いた右腕。ブルペンに近いグラウンドが投手専用の練習ゾーンにもなる。下半身強化のためのジャンプトレーニングやダッシュを繰り返しても膝や足首などへの負担が軽減された。「雨の日でも投球練習できる。この環境をいただいて感謝しかありません。投手力強化につなげていきます」と胸を張る。
チームを率いて12年を数える吉川博敏監督も意欲的に練習に取り組む選手の姿を満足そうに見つめている。「グラウンドのサイズは変わらないから、練習内容に大きな変化はありません。でも、きれいなグラウンドで練習できるのは良いこと。一つひとつの練習を工夫し、選手のやる気を向上させて個々の力を伸ばしていきたい」と力を込める。試合は主に土と芝のグラウンドで行うため、人工芝とのギャップをどう解消していくが今後の課題でもある。「オープン戦や他のグラウンドを使った練習も取り入れていきますよ」とベテラン監督の工夫の見せどころでもあるようだ。




