NEWS

  • お知らせ

神戸ひがしなだスイーツめぐりでアサイーボウル「K♡ACAI」を発表

国際文化ビジネス・観光学科の鍋嶋ゼミ生5人

 10月4日から11月9日まで神戸市東灘区内で開催される「神戸ひがしなだスイーツめぐり」を前に、同区内にキャンパスを構える甲南大学、甲南女子大学と神戸国際大学の学生が店舗と協力して商品化したオリジナルスイーツをそれぞれ発表して試食する「ひがしなだスイーツミーティング」が9月21日、甲南大学岡本キャンパスで行われた。

商品化したアサイーボウル「K♡ACAI」を発表する学生たち

 本学からは経済学部の鍋嶋正幹准教授のゼミで学ぶ国際文化ビジネス・観光学科3年の鎌倉大和さん(大阪府出身)松井唯華さん(三重県出身)三田愛果さん(広島県出身)河合彩音さん(兵庫県出身)奥野麗さん(大阪府出身)の5人が参加。本学内の食堂「スカイコート」の難波武史店長の協力を得て、3カ月ほどかけて完成させたアサイーボウルの「K♡ACAI(ケイ ラブ アサイー)」を発表した。

 アサイーボウルはブラジル発祥のデザート。アサイーのスムージーを基本にバナナやイチゴなどのフルーツにグラノーラなどのシリアル食品をボウルにトッピングしている。商品開発にあたっては鍋嶋准教授から与えられた①神戸国際大の独自性がある②東灘らしさを出しながら住民の方々が魅力を感じる③コストを抑える、などの課題にチャレンジした。発表ではスーパーフードと呼ばれているアサイーに着目した理由を「栄養価が高く、貧血予防や美肌効果があり、眼精疲労の予防と回復にも役立つ成分が含まれている」などと説明。スムージーには東灘区特産の清酒にちなんだ酒粕を加えたベースを考案。「酒粕により酸味がまろやかになり、もったり度が増してコクが加わった」と表現し、灘の酒造りの文化と融合したオリジナルの味をアピールした。

学生たちが商品化したアサイーボウル
「K♡ACAI」
試食では一般参加者に「K♡ACAI」の味などを説明した

 5人を代表して奥野さんが「若者に流行っているアサイーを取り入れることになったので、そこに神戸らしさを出していくのが一番難しかった」と打ち明けた。大学までは六甲ライナーで2年半も通っている。その駅周辺に酒蔵があることに今回初めて気づいたそうで、東灘の文化を取り入れるために酒粕に行きついたという。「酒粕によって後味が甘くなるのでお子さんでも食べられます。アサイーと東灘の文化を知ってもらい、限定感のあるアサイーボウルを食べるために海と緑のある六甲アイランドに来てほしい」と呼びかけている。

 学生たちが出したアイデアを形にしていった難波店長は「酒粕を入れることにはさすがにびっくりしました。アサイーを仕入れることにも苦労しましたが、いい商品なったと思います。酒粕は好き嫌いがあると思いますが、他では味わえないものになっている」と太鼓判を押している。

 神戸ひがしなだスイーツめぐりは今回が14回目の開催。東灘区内の51店舗が参加してそれぞれのオリジナル商品を販売する。「K♡ACAI」は神戸国際大学内食堂のスカイコートで平日の午前11時~午後零時、同1時~3時まで1個800円で販売。購入者にはオリジナルステッカーがプレゼントされる。甲南大学は和菓子の「栗ひかり」、甲南女子大学は和テイストの「秋の和さんぽプレート3点セット」を発表、販売する。