NEWS
- お知らせ
全員避難まで7分59秒前回より1分27秒短縮
2025年度消防(避難誘導、消火)訓練
2025年度の消防(避難誘導、消火)訓練が9月4日に本学で行われ、学生会や練習中だった野球部員などが加わり、学生と教職員合わせて約90人が参加した。
訓練は消防設備業者が熱感知器加熱試験器によって火災感知器を作動させ、2号館3階のマルチメディアセンター内にて火災が発生したという想定で、火災発生現場を確認後、各館の避難誘導開始を発令する非常一斉放送で始まった。
火災現場では近くに居合わせた者で消火器を集めて初期消火に努め、天井に火が燃え移るまでが消火の限界として、その後は避難する想定。各棟からは責任者が避難場所に指定された2号館1階の掲示板スペースを目指して誘導した。避難途中に2号館2階で学生が転倒して負傷した想定で、学生中心の搬送チームが保健センターに設置してあるエアストレッチャー(担架)を使い、エレベーターを使用しないで2階中階段から中庭を通って避難場所まで負傷者をスムーズに運ぶことができた。避難誘導の発令からすべての館の避難完了報告まで7分59秒。昨年度の9分26秒より1分27秒の短縮となった。 避難場所は通常は中庭やグラウンドとなるが、連日の猛暑予想に加え、この日の天候が降雨もある予報だったため、日差しや降雨が避けられる1階の掲示板スペースとなった。


救助する学生たちの搬送チーム
避難終了後は消火器の取り扱い説明の後、参加者らが中庭の模擬火災現場に向けて水消火器による消火訓練を実施。
エアストレッチャーの使い方の説明もあり、学生や職員による搬送訓練も行った。
防災対策委員長の中井久純教授は訓練を満足そうに見つめた後、「7月末に大学の北側駐車場隣接地の草むらから火が上がったが、学生や教職員の消火活動によって火を消すことができました。ありがとうございました」と報告し、感謝を述べていた。