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いざというときのためにAED講習会

講師は本学学生団体のDPLS部

心臓や呼吸が停止し心室細動と呼ばれる不整脈を起こしている人を救うため、その場に居合わせた人たちで行う「一次救命措置」の方法を学ぶ講習会が8月7日、本学で行われた。リハビリテーション学部の学生でクラブ活動としてAED(自動体外式除細動器)の使用や心肺蘇生法の技術を習得し、救急インストラクターの資格を取得しているDPLS部(防災救命クラブ)のメンバーが講師を務め、本学学生の各団体から20人ほどが参加し、心肺蘇生とAEDの使い方などを学んだ。

神戸市では救急車の出動を要請してから現場に到着するまで10分はかかるといわれている。その10分の間に居合わせた人たちが救命措置をした場合としなかった場合では命が助かる可能性が大きく変わるという。この10分間に行うのが一次救命措置で、学生たちはAEDを用いた心肺蘇生の手順を学んだ。

男子バレーボール部の安部涼太さん(19)=経済学部経済経営学科1年、香川県さぬき市出身=は「いろいろな場面でもしもの時に人を助けられるようになりたいので参加しました」と真剣なまなざしで取り組んでいた。講習会の進行役を務めたDPLS部副部長の中村奏太さん(21)=理学療法学科3年、兵庫県たつの市出身=は「みなさんが真剣に話を聞いてくれたので教えやすかった。一人で(傷病者を)助けるのは難しいので、心肺蘇生とかができる人を増やしていけば助ける確率も多くなります」と熱心に声をかけて指導していた。