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聖公会関係学校
関西地区6校交歓会

7月26日に神戸国際大学で

 聖公会関係学校関西地区の6校交歓会が7月26日、神戸国際大で開催された。桃山学院、平安女子、柳城学院、松陰女学院、プール学院、八代学院の6校の教職員約60人が参加。午後2時半からチャペルで開会礼拝が行われ、神戸国際大学付属高校チャプレンの與賀田光嗣さんが「キリスト教主義学校における平和のあいさつ」と題して説教した。

平和のあいさつを説教した與賀田さん
講演会で講師を務めた高見さん

 その後、3号館3204教室に場所を移し、京都大学名誉教授で京都花華女子大学の高見茂学長よる講演会が開かれた。演題は「今求められるウェルビーイングの向上と非認知能力の育成」。ウェルビーイングを世界保健機関(WHO)は「身体的、精神的、社会的に良好な状態」と定義している。非認知能力は自己認識、自己管理、社会的認識(他者への理解と共感)、人間関係をつくる力、責任ある意思決定の五つの能力で、これを養う教育のソーシャル・エモーショナル・ラーニング(SEL=社会性と情動のスキルを育む教育)が必要で、高見学長は「子どものころからこの五つの能力を身につけないと学力は伸びない。日常教育の中で教師はこれを教えていかなければいけない」と強調した。「SELの実施により子どもの幸福感、健康、社会的成功が高まる」などと説明し、約1時間半の講演を参加者は熱心に聞き入っていた。

 講演会後には学生食堂で懇親会が行われ、参加者らが交流を深めた。6校交歓会は毎年持ち回りで行われている会合で、次回は桃山学院が当番校となる。