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エントリーシートはラブレター 役員面接はプロポーズの場 こうしたいというWillを伝えよう

ゲストスピーカーにカゴメの湯地高廣さん

 食料品メーカー「カゴメ」の事業企画本部健康事業部健康サービス開発グループ課長で採用試験では面接も担当している湯地高廣さんをゲストスピーカーに招き、「イノベーション創出のためのキャリアデザイン」と題した授業が7月3日、本学で行われた。本学非常勤講師の香川愁吾先生の下で経済学部の3年生が学ぶ「キャリアデザインD」の授業と本学キャリアセンターが共同開催したもの。湯地さんは自身の就職活動や実施している採用試験、会社での業績などこれまでの経験を踏まえ、これから就職活動に入る学生たちに企業などの担当者が学生の何を見て、何を求めているのかなどを具体的に説明した。そのうえで「自分の思い(will)を伝えれば就活が楽しくなる」とアドバイスした。

「こうすれば就活が楽しくなる」と説く湯地さん

 「エントリーシートはラブレターといっしょ」と湯地さん。お付き合いしたい相手(会社)を口説き落とすように、自分と付き合えば(採用すれば)こういうことができるという「Will」がなければ相手は振り向いてくれない。面接を「告白」と位置づけ、思いをぶつけて面接担当者に「いいじゃん」と思わせることが大事になる。そして、最終段階の役員面接を「プロポーズ」の場とした。「プロポーズはきれいな言葉でなくてもいい。不器用で言葉を噛んでもいいから自分のWillを伝えること。会社はこの仕事をまかせたらこの学生は将来に輝くかを見ている」と社会に出たら自分の可能性や実行できることを伝えていく大切さを強調した。