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歌にダンス、模擬店と抽選会で学生と地域の人たちが一つに

真夏の七夕祭に1700人来場

 真夏の空の下で本学学生が地域の人たちと交流を図る恒例の七夕祭が7月12日に行われ、約1700人が来場した。正門前には開場前から大勢の子供たちが集まり、午後3時半の開場とともに目指したのは例年人気の高い6号館にあるお化け屋敷。入口前にはすぐに長蛇の列ができ、今回も人気の高さを示した。学生たちが出店した模擬店では焼きそば,鶏のから揚げ、たこ焼き、焼き鳥などの料理のほか、おもちゃすくいのゲームなども。学生会の模擬店ではかき氷を求めて長い行列ができ、猛暑で火照った体を少しでもいやそうとする家族連れが多かった。ステージでは学生や留学生の歌やダンスパフォーマンス、軽音楽部のミニライブなどが行われ、チャペルではパイプオルガンによるミニコンサートも開かれた。

開会のあいさつをする七夕祭実行委員会の佐々晃太実行委員長

 メインイベントとなった大抽選会は午後7時から。同6時には1000枚用意した抽選券(1枚200円で一人5枚まで購入可能)が売り切れたほど。司会を務めた1年生2人が掛け合い漫才のようなパフォーマンスで進行させ、徐々にグレードアップしていく景品を紹介しながら会場を盛り上げた。抽選会場となったステージの前には大勢の来場者が集まり、2人の進行に乗せられるように当選者が決まるたびに雄たけびやため息が。50分ほどの大抽選会の終盤には神戸牛のギフトや旅行、グルメギフトなど豪華景品が用意され、最後まで大勢の人が一喜一憂していた。フィナーレは午後7時50からの打ち上げ花火。グラウンドから打ち上げられた5分ほどの夜空の祭典を楽しんだ。

入口前に長蛇の列ができたお化け屋敷で来場者に対応する男子学生
前回と今回の七夕祭実行委員会のメンバーがそろった

 学生会のメンバーが中心となった七夕祭実行委員会は5月初旬から準備を始めて2か月間、何度も集まり、七夕祭の成功を目指して準備してきた。実行委員長を務めた学生会会長でもある佐々晃太さん(20)=経済学部経済経営学科3年、熊本県出身=は「やっと一息つくことができました。周りからは良い評価をいただきましたが、終わったという実感はまだありません」とまだ興奮状態はおさまっていない。自らイベントの目玉に挙げた大抽選会は「メチャクチャ盛り上がり、大成功でした。4年生からも高い評価をいただきました。(司会の)1年生2人が本当に頑張ってくれました」と頭を下げた。全体としては「良い評価をしていただきましたが、自分たちの中では改善点が見つかりました」という。

 まず挙げたのが熱中症対策のさらなる充実だ。「扇風機とかミストが出るものを用意したが、天候が良すぎて暑すぎたため、体調不良者がもっと出てもおかしくなかった。どれだけ対策をしても対応しきれない部分はありますが、もっと何ができるかを考えて来年に伝えていきたい」と年々暑さが増していくことで、引き継いでもらう後輩たちの七夕祭での暑さ対策にも気を配っていくつもりだ。

最後の七夕祭を楽しんだ4年生たち

 11月の大学祭も同じメンバーで準備を進める予定だ。佐々さんは「今回は準備期間が短かった。大学祭ではもっと早く始めたい」。その理由は「来場者をもっと増やしたい」からだ。七夕祭の来場者1700人は昨年と同じだった。「自分の体感ではもっと来ていると思っていました。大学祭での目標は2000人です。そのために模擬店のブースを増やしていきたい。広報活動にも力を入れていきます」と早くも次の大学祭を見つめて言葉に力を込めた。