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本学リハビリテーション学部の卒業生が母校で講演を行いました

2025年6月5日、兵庫県立宝塚東高等学校にて、同校卒業生で神戸国際大学リハビリテーション学部を2025年3月に卒業した相原悠希さんが講演を行いました。

現在、兵庫県内の整形外科クリニックで理学療法士として活躍する相原さんは、高校1年生を対象に、大学生活や社会人としての経験を基にしたアドバイスを伝えました。

相原さんは大学での学びや実習のエピソードを紹介。特に整形外科での長期実習では、患者との会話で「そうなんですね」と軽く返した際、指導者から言葉遣いの重要性を指摘された経験を振り返り、「理学療法士は技術だけでなく、患者との信頼関係が重要。言葉や態度に細心の注意が必要」と強調されました。

また、最初は苦手意識を持っていた指導者とも積極的に関わることで多くの知識を得られ、「行動することで視野が広がる」と語りました。

進路選択については、「高校時代は明確な夢がなくても焦る必要はない」とアドバイス。自身も「人の役に立つ仕事」に漠然とした興味を抱いていたが、情報収集や挑戦を通じて理学療法士の道を見つけた経験を紹介し、「興味を持った分野に一歩踏み出すことで適性ややりがいが見えてくる」と生徒たちを励ましました。

さらに、「高校生活は勉強も遊びも全力で楽しんでほしい」と呼びかけ、国家試験に向けた計画的な学習の重要性とともに、友達との時間や学校行事が一生の思い出になると強調。

最後に、「進路や将来に迷ったら、先生に相談し、興味のあることに挑戦してほしい。私の経験が皆さんのヒントになれば」と締めくくりました。

◆お世話になった先生のコメント
進路指導部部長 山下広樹先生

 想像以上に立派になられていて、正直に言うと大変驚いています。
大学で過ごした日々について話をされていましたが、中でも実習の話がとても印象的でした。実習を通して、社会人としての基礎力の大切さや現場の厳しさを経験したこと、患者様に対する言葉遣いや敬意を持った接し方の重要性を実感したことなどが、彼をここまで成長させたのだと思います。
また、今回のプレゼンが高校1年生に刺さるよう組み立ててくれ、特に進路や勉強のやり方、社会に出たときに大切なことなど生徒目線で話してくれたことが素晴らしかったです。
 大勢の前で話すと普通は緊張するものですが、彼はずっと生徒の方を見て堂々と、そしてしっかりと自分の言葉で話してくれ、感動しました。