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生涯教育講座:「心肺蘇生法とAEDについて」を開催しました 

2024年7月7日㈰6号館リハビリテーション実習室において、課外講座「心肺蘇生法とAEDについて」を開催しました。

この講座は実際に災害や事故等の現場に居合わせ、周囲に意識を失った救護対象者が発生した際に、救急車が到着するまでの間にその人の生存確率を高めるための正しい心肺蘇生の手順を実技を交えて学ぶものであり、受講後は神戸市の「市民救命士講習修了証」が発行されます。

前回5月12日に引き続き、本学の学生団体「防災救命クラブ(DPLS)」所属の学生で「神戸市救急インストラクター」資格を取得した学生が指導と説明を担当しました。今回は、本学学生7名、附属高校生3名、一般の方3名、計13名の参加となりました。

救護対象者を目の前にしたとき、その人を助けたい、何かしたい。でも、何をどうしていいのか、わからない。という人がほとんどです。この講座を受ける前と受けた後で、参加者の方の中で何かが変わったでしょうか。
まずは、リハ学部の学生と附属高等学校の生徒の声を聴いてみました。

★参加者の声

リハ学部1年生

「今回習ったことは、知っておくと大変ためになる内容でした。学生のインストラクターは、大変優しくて、説明は解りやすかった。これから先、このような現場に遭遇した時、すべては出来なくても少しでも協力出来ればと思う。講習を受けたことで、気持ちに余裕を持って対応出来そうです。」

附属高校生

「大変良い学びになりました。まず手順通りに行うことが難しかった。胸骨圧迫の練習では、深さやリズムを合わせるところが難しかった。実際の現場では、まだまだ焦りそうだが、今日の講習は良い経験になりました。」

救護対象者を目の前にしたとき、みんなで協力しあって電話をしたり、炎天下であれば日陰をつくったりすることもとても大切なことです。本日の参加者の方も今までそういった現場に居合わせればきっと行動されたと思います。心肺蘇生の知識と経験があればなお、救護を待っている人にとって、頼もしい存在になると思います。

本学客員教授 小枝英輝先生が『リハビリテーション学研究15号』で「心肺蘇生法講習会前後での自信と知識の関係について」を執筆されています。参考になさってください。こちらからどうぞ。本文は英文ですが13ページに和文要旨があります。