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東灘図書館にて本学リハビリテーション学部教員が講演を行いました

2024年6月16日㈰神戸市立東灘図書館にて本学リハビリテーション学部の岩瀬弘明准教授が講演を行いました。

この催しは東灘図書館が企画する「東灘区の学術にふれよう」の一環で、区内所在大学の教員が地域住民に関心のあるテーマについて講演を行うという内容のもとで行われ、今回は岩瀬准教授が「老後資金は2000万円?!では、老後貯はいくら必要? ~いつまでも健康な体でいるために~」という講演を行いました。

2019年頃世間では「老後の生活には年金等の他に貯金として2,000万円が必要」ということが広く話題になり、安心して老後の生活を過ごすための資金的な貯えが必要になるという意識を持つようになった人は増えている中で、老後を健康に安心してくらすための筋力についての意識についての意識はどうだろうか?というテーマで講演がはじまりました。

岩瀬准教授は人間は40歳を過ぎると敏捷性や柔軟性などの体力の低下が避けられないことや、運動不足が原因となって様々な病気に罹患して亡くなる方が年間5,000人近くいることなどを根拠に、思い立った日から「少し疲れたな」と思う程度の負荷の運動を週3回のペースで行う習慣をつくり老後に向けた貯「筋」活動を始めることが大切である等の内容で講演し、「貯金は使うほど減るが、貯筋は使えば使うほど増える」と来場者に運動の大切さを伝えました。

質疑応答では来場者から「自分ではなく同居人がフレイル(虚弱)になった場合、どのように体を動かすように促せばよいか」「自宅でバランス力を鍛える方法として適したものは何か」など講演終了時間いっぱいまで様々な質問が寄せられるなど、地域住民の健康に対する関心度の高さがうかがえる催しとなりました。