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セント・マーティンズ大学(米国)との交流を行いました

5/23(木)に本学の協定大学であるセント・マーティンズ大学(以下、SMU)から8名をお迎えし、1日という短い時間でしたが、KIUでの授業や日本文化に触れる文化体験授業を実施しました。本学の学生にとっても異文化交流のできる良い機会となりました。

下田学長のご挨拶によりプログラムは始まりました。ご訪問についての謝辞と約20年にわたる協定関係の歴史についてお話をされ、また協定関係の今後の発展についても更なる協力関係を築いていきたいとお伝えになられました。

ご挨拶の後、田端経済学部長より経済学部についての紹介、2025年度に新設されるコースの概要についての説明、またご自身の研究分野の紹介と意見交換で1時間があっという間に過ぎました。

2番目のプログラムではKIUの授業にご参加いただきました。授業の中ではお互いのことを知り理解するため、お互いの自己紹介から始まり、自身の出身地の好きなところについても紹介しながら、自身のことを知ってもらい相手についても理解しようという積極的な姿勢が見られた時間でした。この時間では、SMUの学生の皆さんが日本語で自己紹介ができるようにと、KIUの学生が丁寧に日本語を教え、それを一生懸命覚えようとするSMUの学生の皆さんの姿勢も印象的でした。KIU学生の一人は次のような感想を話してくれました。「私はアメリカの学生の方たちと交流することで自分の現在の英語力を測ることができ、とても価値のある1時間半となったと感じました。日本での英語の授業で学ぶ英文と比べると、彼らとの会話の中にはよりナチュラルで初めて聞くイディオム、単語がたくさんありました。そして、やはり自分の発音では全く伝わらずとても悔しく、改めて勉強不足だなと実感しました。私の拙い英語でも嫌な顔をせず会話を続けてくれたことがとても嬉しかったです。また、漢字を教えるととても喜んでくれたのが印象的でした。」

この日の最後のプログラムは日本文化体験がテーマでした。書道に挑戦し、着物について学び、記念に浴衣を実際に身に着け日本の文化に触れてもらう時間となりました。書道に挑戦するSMU学生をサポートすべくKIU学生も参加してくれました。筆の使い方を真剣に練習しコツを少し掴んだ後、うちわに漢字一文字を書きデコレーションをする「Myうちわ作り」に取り組みました。ここでは納得いくまで練習をして、緊張した面持ちでうちわに漢字を書いていくSMUの学生の皆さんの姿と書き終わった時の笑顔が印象的でした。書道が終わると着物の歴史について紹介を受けたSMUの学生の皆さんでしたが、最後に実際に浴衣の着付け体験をしていただきました。用意された模様も色柄もちがう浴衣の中から、自分の好みの浴衣を選んだSMUの学生の皆さんにKIU学生は着付けのサポート役に徹し、着付けの難しさも実感しながら楽しい時間を過ごすことができました。

あっという間に時間は過ぎてしまいましたが、ランチも含め全ての時間において学生間交流、そして教員交流の機会にも恵まれた1日でした。参加してくれたKIUサポーター学生からは一日の感想を次のように述べてくれました。「学生の来訪のサポートをするのは去年のフォールスタディープログラム以来だったので、とても緊張しました。そして、私は英語を話すのがとても苦手で、上手くアメリカの学生とコミュニケーションが取れるかとても心配でした。いざ会ってみると、とても明るい方ばかりで緊張が吹き飛びました。

一緒にランチをする中で、皆でアメリカの話や日本に来て驚いた話などたくさんの話をすることができて楽しかったです。そして、日本文化体験では書道と浴衣の着付けのサポートをしました。ペアになった方は習字がとても上手く、好きなアニメの話などで盛り上がり、充実した交流の時間となりました。浴衣の着付けも初めてだったのですが、他のサポーターとも協力して綺麗に着付けることができて嬉しかったです。短い時間でしたが、拙い英語でも自信を持って話すことが出来ましたし、とても楽しめました。もっと英語力が必要だと思ったので、英語の勉強をこれから頑張りたいです。」

国際交流センター長の北教授からのご挨拶でプログラムを終了しました。貴重な1日をKIUで過ごしてくださったSMUの皆様、ありがとうございました。そして、プログラムの実施に協力してくれたKIUの学生の皆さん、ありがとうございました。