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さまざまなユニバーサルスポーツを体験しながら、SDGsを学ぶ「ユニバーサルスポーツ体験ラリー」を実施しました

神戸国際大学では、老若男女・障がいの有無を問わず楽しめるスポーツであるユニバーサルスポーツを学ぶだけでなく、地域の方や子ども向けの啓発イベントを行っています。

2023年5月21日(日)に神戸市北区のしあわせの村体育館において、「ユニバーサルスポーツ体験ラリー〜すべての人に健康を、誰にでもできるスポーツ体験~」を実施し、350名を超える方にお越しいただきました。

このイベントはSDGs項目の一つである「3.すべての人に健康と福祉を」の理念のもと、ユニバーサルスポーツを来場者が各スポーツをラリー形式で体験しながら競技の理解、障がいの理解を深めることを目的に開催されました。

ユニバーサルスポーツ体験ラリーでは、来場者が車いすバスケット・テニピン・卓球バレー・簡易ゴールボール・フライングディスク・ボッチャの6種目を体験することができます。 さらに、4種目以上のユニバーサルスポーツを体験するとプレゼントがもらえ、皆様に楽しみながらユニバーサルスポーツについて親しんでいただきました。

【車いすバスケット】

車いすを操作しながらバスケットボールのゴールを目指します。

【テニピン】

手の平にはめたスポンジやダンボールのラケットで、スポンジのボールを打ち合うどなたも楽しめるテニス体験です。

【卓球バレー】

6対6で競う、卓球台とピンポン球を使ってバレーのようにプレーするスポーツです。

【簡易ゴールボール】

視覚に障がいがあっても楽しめるよう、鈴の入ったボールを相手ゴールに向かって投球。攻撃と守備を入れ替えて得点を競います。

【フライングディスク】

5メートル先のゴール(丸い輪)に向かってディスクを投げる競技。10枚投げて何枚入るのかを競います。

【ボッチャ】

目標球(ジャックボール)と呼ばれる白いボールに向かって、赤や青のボールを投げたり、転がして近づける競技です。

イベントは学生が中心となり運営しました。大学の講義でユニバーサルスポーツを学んでいるリハビリテーション学部から25名、経済学部2名が参加しました。

13時から16時までの開催、開場前からたくさんの人にお集まりいただきました。 来場者は、受付を済ませるとそれぞれ好きな競技に参加しスタンプを集めました。多くの子どもたちにとって初めて挑戦するユニバーサルスポーツでしたが、来場者のみなさんは学生の説明を聞きながら楽しそうな様子で体験していました。

子どもたちの真剣な表情で体験しながらも、家族や学生と盛り上がり、それぞれの種目を楽しむ様子が伝わってきました。

■参加学生コメント

今回のイベントではボッチャを担当しました。これまで多くのボランティアに参加してきましたが、昨年も開催されたこのイベントに参加できなかったので今年は参加したいと思っていました。

ボッチャでは大人対子ども、子ども対学生など周りを巻き込みとても白熱し、盛り上がったことが印象に残っています。このイベントを通して、ユニバーサルスポーツは年齢・性別・障がいの有無など関係なく楽しめるスポーツだと改めて感じました。ルール説明をすることでパラスポーツの魅力をより感じることができました。 これから実習や国家試験対策で忙しくなりますが、このようなイベントに参加してパラスポーツの魅力を伝えていけたらと思います。

             リハビリテーション学部 理学療法学科
                      4年 深垣 秀紀さん

今回のイベントでは車いすバスケットボールを担当しました。このイベントには2年次から毎年参加しており、多くのユニバーサルスポーツに触れ、知ることができる機会であるため、参加を希望しました。

今年も多くの方が来場され、活気にあふれていました。車いすバスケットボールの参加者は車椅子を利用されない方が多かったのですが、慣れない操作でも一生懸命取り組み、全力で楽しまれていました。参加された後には楽しかったとの声が多く、自分自身も教えることができて楽しかったです。 来場者のほとんどはユニバーサルスポーツに触れたことがないため、簡単に説明できる力とそのスポーツに対する知識が必要です。私たち学生が簡単に説明し、競技で最大限の魅力を伝えることができれば、来場した方々から周りの友達や知り合いに魅力を発信していけると思いました。

リハビリテーション学部 理学療法学科
4年 中並 美月さん

今回のイベントでは卓球バレーを担当しました。中級障害者スポーツ指導員取得が参加のきっかけです。

卓球バレーは団体競技ということもあり、参加者が初対面の方同士でチームを組んだりしたのですが、競技を通して仲良くなったり、楽しんでもらえたのが印象的です。参加した方から、「思ってたより楽しい」「面白い」などの声が多くあり、実際に障がい者スポーツに参加してもらう価値を実感できました。 また、子供の参加者がメインなので、わかりやすくかつ短く説明することを意識して競技の説明を行いました。

   リハビリテーション学部 理学療法学科
 3年 門田 将史さん

多くの方に体験いただいたこのイベントの様子は、5月13日の「Kiss FM Kobe」のラジオ番組『Wave!!!!』で紹介されたほか、5月27日の「J:COMチャンネル 」ウィークリートピックス兵庫で放送されます。
ラジオ番組は、当日の生放送をお聴き逃しの方も過去のラジオ放送が聴けるアプリ「radico(ラジコ)」で放送を繰り返しお楽しみいただけます。

神戸国際大学では今後もユニバーサルスポーツに関する啓発活動や地域向けイベントを行っていきます。

ボクたちが出演している『Wave!!!!』
ぜひ聴いてみてください

なお、このイベントは「SDGsプロジェクト in しあわせの村」の事業として開催し、神戸市および公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会の共催のもと実施いたしました。

また、特定非営利活動法人 えびすバスケットボールクラブ様、ノアインドアステージ株式会社様、神戸国際大学学術研究会よりスタンプラリーのプレゼントや、運営協力の協賛をいただきました。

神戸国際大学一同、心より御礼申し上げます。

■リンク

しあわせの村
公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会
特定非営利活動法人 えびすバスケットボールクラブ
ノアインドアステージ株式会社
神戸国際大学学術研究会