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- 学生の活躍
しあわせの村で開催された「ユニバーサルフェスタ」において、リハビリテーション学部の学生がフライングディスクのイベントを行いました

リハビリテーション学部の地域貢献活動の一環として、3月12日(土)にしあわせの村(神戸市北区)で開催された「ユニバーサルフェスタ」において、フライングディスクのイベントを行いました。
「ユニバーサルフェスタ」は、みんなにやさしい社会をつくる取り組みを、子どもから大人まで、高齢者も障がいのある方も誰もが楽しく体験できるイベントとして、公益財団法人こうべ市民福祉振興協会による主催で実施されました。
様々な団体が展示や体験のブースを出展していましたが、本学からはリハビリテーション学部 理学療法学科の1〜3年生合わせて18名が参加しました。
フライングディスクを実施した体育館 会場の様子(屋外) 小さなお子様にもお越しいただきました
今回は、体育館にてアキュラシーと呼ばれるディスクのコントロールを競う種目を実施しました。一人10枚のフライングディスクを投げて、何枚ゴール(円)を通ったかを競うスポーツです。
競技用のフライングディスク 5メートル先のゴールを目指します 円の中に入ると副審が旗を上げて合図
朝早くから会場となる神戸市北区にある「しあわせの村」に集まった学生たちは、はじめにブース内の設営や準備をしました。
開始前のミーティング ゴールの位置を計測している様子 先生から副審の仕事について指導を受ける学生たち
その後、3つのグループに分かれ、フライングディスクのイベントがスタートしました。ブースまで来場いただいた方に競技方法を伝えディスクを渡すことや、審判、声かけなどを手分けして行いました。
ルールや投げるコツの紹介 手渡しだけでなく、声かけも大切な役割です ディスクの消毒も協力して行いました
初めてこのようなイベントに参加する学生など、どのくらいの方にお越しいただけるか不安に思っている学生もいましたが、11時のスタート直後から16時の終了時刻までたくさんの方に参加いただきました。
フライングディスクは高齢者や障がいのある方まで参加できるスポーツです 小さなお子様も挑戦してくれていました 学生たちも一緒になって楽しんでいます
また、学生たちは休憩時間を利用して、他のブースを見学しました。新しい展示を見るだけでなく、将来理学療法士を目指す上で必要なお話を聞くことができました。
車椅子バスケットボールの体験だけでなく、競技における理学療法士の関わりについて教えていただきました 視覚障害者向けのアプリNavilens(ナビレンズ)を体験している様子 ユニバーサル社会に関するブースが屋内外にたくさんありました
お越しいただいた方に楽しんでいただいただけでなく、学生にとっても楽しみながら勉強になるイベントになりました。
■来場者コメント
チラシを見てこのイベントに来場しました。ブースの前で学生さんに声をかけていただき、フライングディスクに挑戦しました。とても楽しかったです。普段スイミングをしているので運動習慣はありますが、コツをつかむのが難しかったです。(神戸市北区・70代女性)
公園に遊びに来ている中、このイベントがあったので参加しました。初めて挑戦していましたが、うまく投げられて、楽しそうにしていてよかったです。(神戸市西区・5歳男子の保護者)
しあわせの村にはよく散歩に来ます。通りがかりでやっていたので参加しました。歳をとると運動したくても中々機会がありません。そういった中、楽しく気軽に試すことができて良かったです。(神戸市北区・80代男性)
ダンスのプログラムに出演予定でイベントに来場しました。時間があったので挑戦しましたが、集中すると上手く入れることができたので楽しかったです。大学生のお兄さんやお姉さんも励ましてくれて嬉しかったです。(川辺郡・中学1年生男子)

他にも、神戸国際大学の地域活動「ちぃ活」インスタグラムでの案内をご覧いただき、三木からお越しいただいた方など、地域の方や出展者の方も含めたくさんの方にご参加いただきました。ご来場いただいた皆さまありがとうございます。
■参加学生コメント

自分のできることを見つけて、裏方まで頑張りました。先輩方が来場者に楽しんでいただけるよう、年齢に合わせてコミュニケーションを取っている様子が勉強になりました。このような活動をたくさん経験し、中級障がい者スポーツ指導員の資格を取得したいと思います。
リハビリテーション学部 理学療法学科
1年 高井 創大さん

ユニバーサルスポーツの啓発活動は、フライングディスク、シッティングバレーとボッチャのイベントに参加しています。ブースに入りやすい雰囲気作りや、楽しんでいただけるような声かけを心がけました。1年生の頃は難しかったですが、今は自信を持ってできるようになりました。このような体験イベントを通して、多くの人に楽しさを知って欲しいと思います。
リハビリテーション学部 理学療法学科
3年 丹後 知紗さん

昨年の夏、障害者フライングディスクの公認指導者資格を取得しました。相手に合わせてゆっくり説明し、練習時間を取ることで気軽に挑戦していただけるようにしました。簡単な競技なので、皆さんこれからも楽しんで欲しいです。私もこれからユニバーサルスポーツの色々な種目を体験して、その魅力を伝えられるような人になりたいです。
リハビリテーション学部 理学療法学科
2年 山本 将斗さん
■引率教員コメント

リハビリテーション学部の地域貢献活動として参加しました。理学療法士を目指す学生たちは、将来障がいを持った人と関わることが多いです。そう言ったなか、誰もが参加できるユニバーサルスポーツについて学び広げることは非常に意味があることだと考えています。
今回、1〜3年の希望者が集まりました。ユニバーサルスポーツの啓発活動が、彼ら自身の学びにつながると考えています。また、ほかに出展されている団体のブースをまわり交流したことも勉強になったのではないでしょうか。
こういった経験を糧に共生社会の貢献につながる人材になって欲しいと考えています。
リハビリテーション学部 理学療法学科
小枝 英輝教授

■リンク
・しあわせの村
・公益財団法人こうべ市民福祉振興協会