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国内旅程管理主任者資格取得を目的とした添乗実務研修をおこないました

神戸国際大学では国内旅程管理主任者の資格取得を目的とした特別講座を開講しています。旅程管理主任者とは、団体・パッケージ旅行などに参加されるお客様に同行し、現地でのコースやスケジュール管理、予約の確認、交通機関・ホテル・レストランなどを利用する手続きをしながら、出発から解散まで旅程を管理する添乗員としての責任能力を持つことを証明する資格です。

本講座は基礎講座と国内添乗講習に分かれており、基礎講座では約款を含む国内添乗業務の流れや旅行業法などを学びます。この度、それらを修了した国際文化ビジネス・観光学科1・2年生を中心に計14名の学生たちが、実務研修として国内バス旅行添乗を行いました。3月22日(月)に行われたこの研修は、大学から福井県小浜市にある小浜西組や明通寺を訪れ、京都府舞鶴市の舞鶴赤レンガパークを経て大学に戻る日帰りバスツアーにより行われました。
(写真:小浜西組エリアについて説明を受けながら散策している様子。)

このツアーは、参加した学生の先輩にあたり、国内旅程管理主任者の資格を保有している国際文化ビジネス・観光学科 観光特別クラスの3年生が、昨年夏から企画したプランになります。学生たちは、滋賀県湖東周遊や岡山県周遊、京都市内周遊など様々なプランを企画し、最終的にこの小浜・舞鶴方面を選び旅程を組み立てていきました。

研修に参加する学生たちは、バスの中では説明を聞き熱心にメモを取り、実際に添乗員が使用する添乗報告書に各地点の出発・到着時間や施設の特徴、案内時の注意点などを記入しました。また、観光施設では現地の施設や観光名所について質問をしていきました。

参加された観光特別クラス新3年生の学生は「将来、旅行関係の就職を目指しているため、この資格講座に参加しました。実務研修では添乗員目線、お客様目線の両方を考えながらツアーに参加しました。観光中も各地や添乗業務について教えてもらいながら、「商品としてはどうなのか?」「改善点はどこにあるのか?」を考え、常に気をはっていたのは大変でした。しかし、実務を体験することで新たな視点で旅程をみることができるようになりました。将来旅行業界で活躍するために、コロナ禍が収束したら在学中にも資格を生かした添乗のアルバイトをして経験をつみ、学んだことを身につけていきたいです。」とコメントしています。
(写真:展示を見る場合も、自分が解説する場面を意識しています。)

観光特別クラス担当の前田教授は「新型コロナウイルスの影響により、当初予定していた一部業務のシミュレーションはできませんでした。しかし、学生たちは事前に学んだ内容を振り返りながら、熱心に実務研修に取り組んでいました。また、明通寺では見学の際に本堂内陣にも入れていただき、住職から直接お話を伺うこともできました。凛とした空気をもつ場所で、学生たちがふだん見聞きできない世界を知ったことも、良い経験になったと思います。今回3年生が考えたプランは観光資源を考えるうえで、非常に魅力的なプランでした。研修に参加した1・2年生も、資格取得のためだけでなく、コースプランの内容や現地での経験を、今後の学びにつなげて欲しいと思います。」とコメントしています。

今回参加した14名の学生は無事に実務研修を終え、国内旅程管理主任者証が発行されました。

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