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韓国から留学レポートが届きました(2)

2025年8月末、本学の学生2名が交換留学生として、韓国の檀国大学で留学生活を始めました。前回のAさんのレポートに引き続き、今回はBさんのレポートをお届けします。

韓国に来て約2カ月が経ちました。去年、3週間の夏期語学研修でこの檀国大学に来ましたが、その時は夏休みで人が全然いなかったので、やっと充実した学校生活が送れて嬉しい気持ちでいっぱいです。
韓国語の授業では、最初はどのように授業が進むのか分からず不安でしたが、今は積極的に発言できるようになってきました。クラスの中では私だけが交換留学生なので馴染めるか不安でしたが、よくみんなが話しかけてくれるので今では昼食を一緒に食べたりできるようになりました。

私は、日本語を学びたい韓国の学生に日本語を教えるチュータリング活動にも参加しています。週に1回あり、準備も大変で最初はどんなふうに教えたらいいのか分からず緊張しましたが、回を重ねるうちに学生たちとの会話が弾むようになり、教える楽しさを感じています。特に、自分の説明で相手が理解し、「わかりました!」と笑顔で答えてくれる瞬間は本当に嬉しいです。チュータリングを通して、言語だけでなく文化の違いについて話すことも多く、日韓の考え方や価値観の違いを知る良い機会になっています。


大学では写真サークルと星を見るサークルにも加入し、積極的に活動に参加しています。写真サークルでは、カメラの使い方を教えてもらったり、校内や近くの観光地に撮影に行ったりしています。韓国の学生たちは撮影のセンスがとても良く、私もその影響を受けて写真を撮ることがますます楽しくなりました。星を見るサークルでは、夜に天体観測をしたり、キャンプのようにMT(Membership Training)に参加したりしました。MTでは他学科の学生とも仲良くなり、韓国語で夜遅くまで話したりゲームをしたりして、まるで家族のような温かい雰囲気の中で過ごしました。サークル活動を通して、教室の外でも韓国語を使う機会が増え、自然な会話力が少しずつ伸びているのを感じます。

普段の生活では、寮でスウェーデン人のルームメイトと一緒に暮らしています。ルームメイトとは大体英語で会話しています。分からない言葉や文化の違いがあるときには丁寧に教えてくれます。生活習慣や文化が全く合わないので大変ですが、頑張って過ごしていきたいです。

休日は友達とカフェ巡りをしたり、ソウルやカピョンなど近くの観光地に出かけたりしています。特にチュソクの大型連休で南怡島(ナミソム)に行ったときは、紅葉がとても美しく、自然の中でリフレッシュできました。観光地では韓国人だけでなく、外国人観光客も多く、さまざまな国の人々と出会えるのも楽しいです。写真を撮ったり、地元の食べ物を味わったりして、勉強だけでなく韓国での生活そのものを心から楽しんでいます。

また、韓国人の友達ともよく一緒に食事をしたり、出かけたりしています。授業が終わった後にカフェに行っておしゃべりをしたり、週末には一緒に観光地に出かけることもあります。

先日はテジョンで開かれたパン祭りに行き、たくさんの種類のパンを購入して食べ比べました。会場は人でいっぱいでしたが、みんなで笑いながら写真を撮ったり、美味しいパンを分け合ったりしてとても楽しい時間を過ごしました。

韓国の友達はイベントやお祭りにとても積極的で、そうした時間を大切にしている姿が印象的です。日本ではあまり知らない地域のイベントにも誘ってくれるので、韓国の文化や生活をより身近に感じることができました。こうした交流を通して、言葉だけでなく、人との関わり方や楽しみ方の違いも学んでいます。

留学生活を通して感じるのは、言葉の壁よりも「伝えようとする気持ち」の方が大事だということです。

たとえ完璧な文法で話せなくても、一生懸命に伝えることで相手も理解してくれます。以前よりも積極的に話しかけられるようになり、人とのつながりの大切さを実感しています。

気温も寒くなってきましたが、風邪や病気に気を付けて残りの留学期間も勉強と交流の両方を大切にして、一日一日を充実させていきたいです。