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コグニサイズ実習に参加して ➁

実習でなければ分からないこと 自分で考えて配慮できたのがよかった

岡田はるかさん(20)=兵庫県豊岡市出身=

「実習でないとお年寄りの方としゃべる機会が少ないので楽しかった」と岡田さん。耳が不自由なお年寄りがいて、最初は聞こえない方に向かって話していたという。「しぐさで、こちら側は聞こえないと気づきました。実習でなければ分からないことだったので、自分で考えて配慮することができていい経験になりました」とうなずいていた。

認知症予防のコグニサイズでは「大学生の私が一番間違えていました。ご高齢の方ができていたのですごいなと思いました。コグニサイズは難しい」と舌を巻いていた。

                             よく笑ってくれたので楽しかった

                                     鈴木宏祐さん(21)=神戸市出身=

 お年寄りと接するのが初めてだった鈴木さん。「担当したグループはコミュニケーションがとりやすく、よく笑ってくれたので楽しかった」と終始笑みを浮かべて対応できたことを喜んだ。それでも、最後に担当した整理運動の指導では「運動の仕方を説明するのが難しかった」。体を言われたとおりに動かすことができないお年寄りもいて「大きな声で説明しなければいけない場面もあった」と、どう伝えていくのか、それが今後の課題になった。

グループワークをみんなで楽しめました

   栗山翔汰さん(20)=兵庫県たつの市出身=

 少しはにかんだ様子もありながら、栗山さんが初めての体験を喜んだ。「地域でこういう活動をするのは初めてで難しかったが、楽しくできたので良かった」と笑った。「声が聞き取りづらい方がいらしたので、そういう方にも楽しめるように説明するのが難しかった。これからどうやってやればうまくいくのかを考えていきたい」と机の上ではできない経験を、今後に生かしていく。それでも、初めての体験でお年寄りの喜ぶ姿を目の当たりにできたことは大きい。「グループワークをみんなで楽しめました」と声を弾ませた。