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山本ひとみ教授のゼミナールにおいて、世界で有名なデニムの産地「岡山デニム・ジーンズ」を学びました
11月5日に山本ひとみ教授が担当する「プロゼミⅡ」でゲスト講師「田口一子先生」をお招きし、岡山デニム・ジーンズについてご講義をしていただきました。
当日のテーマは「岡山デニムはなぜ人気なのか」で岡山デニムの特性、ブランド、歴史、流通過程などを学びました。
岡山デニム・ジーンズは、桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)やビッグジョン(BIG JOHN)などのブランドが有名な他、世界のラグジュアリーブランドのOEMをおこなっている企業が多いです。
*(OEM とは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の略語で、他社から仕事を受託し、他社ブランドの製品を製造すること)
田口一子先生のご紹介
岡山大学大学院・MBA取得
有名アパレル企業の「JAVAグループ (株)」「(株)アロハキッズ 」にて、デザイナー・パタンナー職を経て、長年中国デザイン専門学校(岡山所在)の校長を務められました。当学校では、全国初のデニム・ジーンズ科を新設され、岡山デニム・ジーンズにおいては精通されています。
デニム・ジーンズは学生にとって身近なファッションなので、学生は興味津々な様子でした。
学生の感想
•普段から僕はジーパンを履く機会が殆どで今日も履いてきました。大学一年生の頃Right-onでアルバイトをしていてジーパンの魅力に改めて気づき、色々な種類のジーパンを履いたりするようになりました。岡山がジーパンで有名なのは少し知っていましたが、あまり深く知る機会も無かったですが、今回わざわざ岡山から田口先生が来て下さり、色々な話を聞けてとても貴重な時間になりました。90分じゃまだジーパンの魅力について語りきれていなく、僕もまだ聞き足りないくらいでもっと色々なこと聞きたいなと思いました。ジーパンは小学校の頃から今までずっと履いてきているのでもっと魅力を色んな人に伝えたいなと思いました。
•デニムの歴史は本当に奥深くて、とても勉強になることばかりでした。デニムが好きと言っている方々をよく耳にはしていましたが、たしかにここまでデニムの奥深さを知っていたり、デニムのヨークのある理由だったり、知っていなくてもエイジングが好きだからだったり、デニムを愛する理由が沢山知ることができて嬉しかったです。今日の講義は、驚くことばかりでしたが、言葉一つひとつに興味を持ちながら楽しく講義を聞くことができました。デニム以外にもファッションは奥深いことばかりだと思うので、これを機に調べていきたいと思いました。
•今回の講座を通じて、岡山デニムがどのようにして国内外で高く評価されるようになったのか、その歴史や特徴について深く理解することができました。特に、デニム・ジーンズ産業が倉敷市児島の伝統や職人たちの経験に支えられ、外部との連携を図りながら成長してきた点が印象的でした。また、若手起業家を支援する事業意欲を持ったベテラン職人たちの存在が、岡山デニムの発展に重要な役割を果たしていることも新たな発見でした。
•生き残るため、合成繊維に対抗するために、産業集積地の強みを活かして糸の開発や加工を工夫するなど、産地の皆さんでで協力した話は感動しました。また尾崎小太郎さんがノウハウ技術を活かしてジーンズ専業メーカー「ビッグジョン」を作った話も興味深かったです。今日の講義では、アイテム一つ一つの作り方や縫い方などには意味があるという言葉が印象に残りました。デニムの腰のヨークがあるのは、しゃがむときなどの前の動き、屈伸の動きに対応するためにあるなど、知らなかったので新しい知識を得ることができました。これからはアイテム一つ一つのデザインだけではなく、どこを工夫しているのか意識して見ようと思いました。岡山デニムが有名である事を知ったので、時間がある時に岡山にいきデニムについて知りたいと思いました。
•今日の講義を聞いて、デニムジーンズの知らない専門用語がたくさんあリましたが、興味深いものがあって面白かったです。一本のデニムを作るのに沢山の工程や沢山の人がかかわって時間をかけて作られているということも知りました。
•海外で誕生したデニムが日本で作られ、それが世界中から認められるのは凄いと感じました。児島という小さな町にジーンズを完成させるための全ての事が出来る、そのノウハウが現代にも拡散し受け継がれている事や国産ジーンズの誕生には児島以外の地域も協力して出来たのだと知り驚きました。